「ロバート・クラム」の版間の差分

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== 経歴 ==
[[1943年]][[8月30日]]に[[ペンシルベニア州]][[フィラデルフィア]]で、ロバート・クラムは海兵隊将校の父親と[[カソリック]]の母親の間に生まれた。始終喧嘩の絶えない両親の下で、少年期のクラムは敬虔にして性的に抑圧されたカソリック信者として成長した<ref>[http://www.crumbproducts.com ロバート・クラム公式サイト]内 [http://www.crumbproducts.com/history/history1.htm ''The History of Crumb'']</ref><ref>Robert Crumb ''My Troubles with Women'' pp. 2</ref>。幼少期のクラムの漫画活動にもっとも大きな影響を与えたのは、彼の兄チャールズ・クラムであった。チャールズは子供の頃からロバートと共に漫画を描き綴り、兄弟は『Foo』と名付けた自作のコミックスを学校や近所の家々で売り歩いたこともあった。ロバートが高校に進学する頃には、チャールズは漫画を断念して家に引き篭もるようになっていたが、弟の良き話し相手であり続けた。1992年にクラムの兄チャールズは50歳で自殺した。<ref>[[小野耕世]] 『アメリカン・コミックス大全』 p348 晶文社 ISBN 4-7949-6674-1</ref>
 
高校を卒業した後、1962年にクラムは[[オハイオ州]][[クリーブランド (オハイオ州)|クリーブランド]]に移り住み、アメリカン・グリーティング社に就職してグリーティング・カードのデザインを担当するようになった。クリーブランドでクラムは後に漫画『[[アメリカン・スプレンダー]]』の原作を手掛ける[[ハーヴェイ・ピーカー]]と親友になり、1964年に最初の妻ダナ・モーガン・クラムと結婚した。ピーカーはSPレコード盤への熱愛をクラムと共有する友人であり、1976年に自費出版した自伝漫画『アメリカン・スプレンダー』の作画にあたってはクラムの助けを借りた<ref>『アメリカン・コミックス大全』 p333-335</ref>。映画『アメリカン・スプレンダー』では、[[ジェームズ・アーバニアク]]がクラム役を演じている。