ライジング・サン』(Rising Sun)は、マイケル・クライトン著の小説、及びそれを原作としたフィリップ・カウフマン監督による映画

日本企業によるアメリカ企業の買収、市場への進出が問題視されていた1990年代前半のカリフォルニア州を舞台にした日米経済摩擦サスペンス

あらすじ

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ロサンゼルスのど真ん中に巨大なビルを建造した日本企業 "Nakamoto" の45階で映画スターや大物政治家を集め大々的に開かれた落成パーティ、しかし1階上フロアでパーティ参加者の白人女性の変死体が見つかる。一部始終を録画していた監視カメラの記録ディスクを巡り、しだいに明らかになる陰謀。そして、企業買収を巡り、交差する政治と金。

ゴルフ接待や系列、やくざ、など日本ビジネスの暗部に迫り、日本人アメリカ人の物の考え方の違いや文化の壁を描いた作品。カリフォルニアという土地で、我が物顔で闊歩する日本人ビジネスマンと、日本を理解しようとする刑事のやりとりが描かれる。

映画

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ライジング・サン
Rising Sun
監督 フィリップ・カウフマン
脚本 マイケル・クライトン
フィリップ・カウフマン
マイケル・バックス
製作 ピーター・カウフマン
製作総指揮 ショーン・コネリー
出演者 ショーン・コネリー
音楽 武満徹
撮影 マイケル・チャップマン
編集 ステファン・A・ロッター
ウィリアム・S・シャーフ
配給 20世紀フォックス
公開   1993��7月30日
  1993年11月6日
上映時間 125分
製作国   アメリカ合衆国
言語 英語
日本語
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ライジング・サン』(Rising Sun)は、1993年の米国映画。

キャスト

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※()は日本語吹き替え

音楽

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『ライジング・サン』
武満徹サウンドトラック
リリース
録音 1993年
ジャンル 映画音楽
レーベル   アリスタ・レコード
  BMGビクター
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劇中音楽は武満徹が担当。長きに渡った彼のキャリアの中で唯一の外国映画音楽作品である。

演奏は東京コンサーツ(指揮:岩城宏之)、オープニングとエンディングでは田中誠一率いる「サンフランシスコ太鼓道場」をフィーチャーしており、「和」をイメージしている作風が特徴である。

サウンドトラック収録楽曲

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  1. オープニング - Taiko Drum Opening -
  2. ドント・フェンス・ミー・イン - Don't Fence Me In -
  3. コナー警部のロフトへ - Drive To Connor's Loft -
  4. ウェッブ、コナーに会う - Web Meets Connor -
  5. ディスクに現れたエディ - Eddie Revealed On Disc -
  6. 追跡 - Chase -
  7. エディが殺しを目撃した - So Eddie Witnessed The Murder -
  8. ヤクザ追跡 - Yakuza Pursit -
  9. メドレー - Medley -
  10. バラの花びら - Single Petal Of A Rose -
  11. ウェッブの告白 - Web's Confession -
  12. エディの勝利 - Eddie's Showdown -
  13. 暴露されたミステリー - Mystery Figure Revealed -
  14. モートン上院議員、ファックスを受ける - Senator Morton Gets Faxed -
  15. 津波 -Tsunami -

外部リンク

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