戦国野郎』(せんごくやろう)は、1963年3月24日に公開された時代劇映画。監督は岡本喜八、主演は加山雄三[1][2]

戦国野郎
監督 岡本喜八
脚本 佐野健、岡本喜八、関沢新一
製作 田中友幸
出演者 加山雄三
星由里子
中谷一郎
佐藤允
音楽 佐藤勝
撮影 逢沢譲
編集 黒岩義民
配給 東宝
公開 日本の旗 1963年3月24日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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甲斐の武田家を離反し、武田家の忍者たちから命を狙われながらも、城持ちになることを望み、さすらいの旅を続ける若き忍者の姿を描いた作品である[3]

あらすじ

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武田軍一番の実力を持つ若き忍者、越智吉丹。武田家の冷酷な仕打ちに嫌気がさし出奔、一国一城の主になることを夢見て諸国を放浪していた。その命を狙っていたのが忍者雀の三郎左。 三郎座とは別に吉丹を狙っていた銅子播磨と吉丹は、偶然出会った田舎武士の勧めで馬借の集団に身を隠した。実は、この武士は木下藤吉郎であった。藤吉郎は馬借の長である有吉宗介に「種子島」を尾張まで運んでくれるよう依頼するが、宗介はなかなか承知しない。藤吉郎は、堺にいた村上水軍参謀の滝姫からを了承を得る。しかし、藤吉郎はまた、宗介に再度の依頼を行う。両者から承諾を得た藤吉郎は、一方に本物の種子島を他方に偽物を運ばせるつもりだった。種子島が運び込まれた日、武田忍者が村上水軍の船を襲撃したが、積荷の中身は石だった。一方、有吉一行も荷物をまとめて出発。武田忍者と、騙されたと知った村上水軍に追われながら一行は進む。ついに一行が武田忍者たちに襲われたとき、種子島とともに藤吉郎が現れる。馬借が運んでいたのは偽物で、本物はすでに小六が運んでいるという。それを知った吉丹は兵になれという藤吉郎の説得も聞かず、狭霧とともに原野の彼方へ消えた。

スタッフ

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配役

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同時上映

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脚注

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  1. ^ デジタル大辞泉プラス「戦国野郎」の解説”. Kotobank. 2022年7月25日閲覧。
  2. ^ キネマ旬報1963年3月下旬号 p.11
  3. ^ 戦国野郎”. 日本映画情報システム 文化庁. 2022年7月25日閲覧。

外部リンク

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