桑野 幸徳(くわの ゆきのり、1941年(昭和16年)2月14日 - )は[1]、日本の太陽電池研究者、実業家三洋電機代表取締役社長、太陽光発電技術研究組合理事長、大阪電気通信大学理事等を歴任した。集積型アモルファスシリコン太陽電池を世界で初めて工業化させた。

 くわの ゆきのり

 桑野 幸徳
生誕 (1941-02-14) 1941年2月14日(83歳)
福岡県
国籍 日本の旗 日本
出身校 熊本大学理学部
職業 工学者、実業家
栄誉 科学技術長官賞[book 1]
フルラス賞[book 1]
PVSEC AWARD[book 1]
化学技術賞[book 1]
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人物・来歴

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熊本大学理学部卒業[book 1]大阪大学にて工学博士号を取得[book 1]

1963年、三洋電機に入社。中央研究所に配属となり[book 1]アモルファス半導体の研究にとりくみ、1980年にアモルファスシリコン太陽電池の世界最初の工業化に成功した[1]

1993年に取締役研究開発本部長[book 1]、1998年に常務となる[1]

2000年10月、太陽光発電パネルの不正表示が明るみに出て、近藤定男社長が辞任に追い込まれたことを受け、専務だった桑野が後任に就き[2]、05年まで務めた。

このほか、太陽光発電技術組合理事長、オプテックスグループ取締役、大和ハウス工業監査役、大阪電気通信大学理事を兼任した[book 1]

著書

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  1. ^ a b c d e f g h i 『太陽電池はどのように発明され、成長したのか』オーム社、2011年8月、ISBN 978-4-274-50348-1

他多数

脚注

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  1. ^ a b c 桑野幸徳 くわの-ゆきのり”. コトバンク. 2023年7月9日閲覧。
  2. ^ 菊地 2010, p. 86.

参考文献

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  • 菊地浩之『日本の15大同族企業』平凡社新書、2010年3月。ISBN 978-4582855166