竹野明倫

日本のバスケットボール選手

竹野 明倫(たけの あきとも、1985年昭和60年〉11月23日 - )は、日本の元プロバスケットボール選手で指導者。福岡県福岡市南区出身。現役時代のポジションはポイントガード。現在は阪南大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。

竹野 明倫
Akitomo Takeno
阪南大学 HC
ポジション PG
役職 ヘッドコーチ
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1985-11-23) 1985年11月23日(38歳)
出身地 福岡県福岡市南区
身長(現役時) 173cm (5 ft 8 in)[1]
体重(現役時) 65kg (143 lb)[1]
キャリア情報
高校 福岡大学附属大濠高等学校
大学 大東文化大学
ドラフト 2008年 5位
経歴
選手時代:
2007-2008ライジング福岡
2008-2010新潟アルビレックスBB
2010-2014ライジング福岡
2014-2016秋田ノーザンハピネッツ
2016-2017西宮ストークス
コーチ時代:
2017-2020西宮ストークス
2020-2022大阪エヴェッサ
2022-阪南大学
受賞歴
  • 2 × スリーポイントシュート成功率1位(2008-09、2010-11)
  • 2 × bjリーグ週間MVP(2008-09,2013-14)

2007年にbjリーグライジング福岡に入団しプロ選手となる。2009年より新潟アルビレックスBBに移った後福岡に戻り、2014-15シーズンより、秋田ノーザンハピネッツ所属、2016年より西宮ストークスに所属し翌年に現役を引退。

2008-09シーズン2010-11シーズンの2度、スリーポイントシュート成功率1位のタイトルを獲得[1]。また2008-09シーズンと2009-10シーズンの2度、フリースロー成功率3位を記録した[1]

来歴

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福岡市立大池小学校で10歳の時にバスケットボールを始める。その後、早良区に移り住み、福岡市立百道中学校から福岡大大濠高校に進み、3年次の2003年には主将としてインターハイウィンターカップ準優勝に導いた。高校卒業後は大東文化大学に進学。小学校時代からのライバルであったチームメイトの阿部友和らと共に、4年次で関東学生トーナメント初優勝、インカレ3位となった。

2007-08シーズン途中の2008年に、ライジング福岡アーリーチャレンジで契約を結び、20試合に出場。

シーズン終了後、ドラフト全体5位で新潟アルビレックスBBに入団した。2008-09シーズンは、レギュラーシーズン52試合とカンファレンスセミファイナル3試合にすべて出場し、レギュラーシーズンではスリーポイントシュート成功率1位となる41.3%を記録した。また、このシーズンのbjリーグオールスターゲームにも選出された。

新潟で2シーズンを過ごした後、金銭トレードにより2010-11シーズンよりライジング福岡に戻る[2]。このシーズン、スリーポイントシュート成功率46.0%で、再び成功率1位のタイトルを獲得した。また2012-13シーズンには、2度目のオールスターゲーム出場を果たした。

2013-14シーズン終了後、フリーエージェント権を行使。7月に秋田ノーザンハピネッツへの移籍が発表された[3][4]。秋田は、新潟でのチームメイトであった長谷川誠がヘッドコーチに新たに就任しており、長谷川が目指す攻撃的なスタイルに、竹野は適合する選手であった[5]。竹野はスターティングメンバーとして試合に出場し続けたが、2015年2月28日、信州ブレイブウォリアーズ戦で左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い[6]、残る試合の欠場を余儀なくされた。最終的に2014-15シーズンは35試合出場、1試合平均9.7得点、4.3アシスト、フリースロー成功率93.0%の記録を残した。

2015-16シーズン、2016年2月20日の富山グラウジーズ戦で試合に復帰した。この日以降のレギュラーシーズン20試合全てに先発出場し、1試合平均5.5得点を挙げた。秋田はファイナルズに進出し3位に終わったが、3位決定戦で3本の3ポイントを含む15得点を決めた[7]

2016-17シーズン、bjリーグとNBLが統合しBリーグとなった初年度、B2の西宮ストークスに移籍した[8]。キャプテンに就任し[9]、2016年10月8日のアースフレンズ東京Z戦ではシーズン最多の20得点を挙げた。しかし、2017年1月2日の熊本ヴォルターズ戦で再び左ひざ前十字靭帯を断裂してしまった[10]

引退後

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2019-20シーズンより大阪エヴェッサのアシスタントコーチを務める。2020年8月から2021年3月まで天日謙作ヘッドコーチの病気療養に伴い、ヘッドコーチ代行を務めた。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2007-08[1] 福岡 20 0 17.7 44.6 41.5 81.3 0.4 2.1 0.9 0 1.1 8.1
2008-09[1] 新潟 52 20 25.2 39.7 41.3 89.4 1.1 3.2 1 0 2.2 13
2009-10[1] 新潟 51 33 23.0 35.2 26.9 85.5 1.3 2.9 0.1 0.1 1.7 8.6
2010-11[1] 福岡 50 43 32.0 43.6 46.0 81.3 1.7 3.7 1.2 0.1 1.6 10.2
2011-12[1] 福岡 47 43 32.1 38.4 35.5 79.1 1.8 2.9 1 0.1 1.6 11
2012-13[1] 福岡 49 47 29.2 40.8 31.7 86.9 1.5 3.4 0.9 0.1 2.2 9.8
2013-14 福岡 51 48 22.4 39.3 35.2 91.2 1.2 2.6 0.9 0.1 1.9 7.6
2014-15 秋田 35 35 26.1 44.4 42.0 93.0 2.2 4.3 0.7 0.1 1.9 9.7
2015-16 秋田 20 20 19.4 31.9 37.3 72.0 1.6 2.9 0.6 0.0 0.9 5.5
2016-17 西宮
合計 320 186 27 39.7% 36.9% 85.4% 1.4 3.1 0.9 0.1 1.8 9.9

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『bjリーグオフィシャルガイドブック 2013-2014』日本プロバスケットボールリーグ、2013年10月4日。 
  2. ^ 移籍(トレード)のお知らせ』(プレスリリース)bjリーグ、2010年6月22日http://bjleague.livedoor.biz/archives/51571924.html2014年7月4日閲覧 
  3. ^ 竹野選手の移籍について』(プレスリリース)ライジング福岡、2014年7月4日http://rizing-fukuoka.com/news/team/20140704_16528.html2014年7月4日閲覧 
  4. ^ 竹野明倫選手 基本契約合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2014年7月4日http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2014/07/04/84682014年7月4日閲覧 
  5. ^ Ed Odeven (2014年7月4日). “Backcourt dynamo Takeno takes talents to Akita”. ジャパンタイムズ. http://www.japantimes.co.jp/sports/2014/07/04/basketball/bj-league/backcourt-dynamo-takeno-takes-talents-to-akita/ 2014年7月6日閲覧。 
  6. ^ #8竹野明倫選手 診断結果及び全治について』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2015年3月6日http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2015/03/06/17246/2017年1月20日閲覧 
  7. ^ ハピネッツと田口成浩、その終わりなき挑戦”. バスケット・カウント. ティーアンドエス (2016年5月17日). 2017年1月20日閲覧。
  8. ^ 竹野 明倫選手移籍のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2016年6月30日http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2016/06/30/31692/2017年1月20日閲覧 
  9. ^ 西宮ストークス 2016-2017シーズンキャプテンについて』(プレスリリース)西宮ストークス、2016年9月8日https://www.storks.jp/news/11580.html2017年1月20日閲覧 
  10. ^ 竹野明倫選手負傷のお知らせ』(プレスリリース)西宮ストークス、2017年1月20日https://www.storks.jp/news/18361.html2017年1月20日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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