緒形拳
おがた けん 緒形 拳 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本名 |
緒形 明伸 おがた あきのぶ | ||||||||||||||
生年月日 | 1937年7月20日 | ||||||||||||||
没年月日 | 2008年10月5日(71歳没) | ||||||||||||||
出生地 |
![]() (現:東京都新宿区牛込) | ||||||||||||||
血液型 | B型 | ||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||
ジャンル | 舞台、映画、テレビドラマ、ナレーター | ||||||||||||||
活動期間 | 1960年 - 2008年 | ||||||||||||||
活動内容 |
1958年:新国劇入団 1960年:舞台『遠いひとつの道』でデビュー 同年:同名映画でスクリーンデビュー 1965年:『太閤記』 1968年:新国劇退団 1969年:『風林火山』 1972年:『必殺仕掛人』 1974年:『砂の器』 1975年:『必殺必中仕事屋稼業』 1977年:『八甲田山』 1978年:『鬼畜』 1979年:『復讐するは我にあり』 1980年:『わるいやつら』 1981年:『魔界転生』 1982年:『峠の群像』 1983年:『楢山節考』 1986年:『火宅の人』 1989年:『将軍家光の乱心 激突』 1991年:『太平記』 2007年:『風林火山』 | ||||||||||||||
配偶者 | 妻(高倉典江、1966年 - ) | ||||||||||||||
著名な家族 |
長男(緒形幹太) 二男(緒形直人) 嫁(仙道敦子) 長女 | ||||||||||||||
公式サイト | 緒形拳公式HP | ||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||
映画:八甲田山、鬼畜、復讐するは我にあり、わるいやつら、火宅の人 テレビ:太閤記、必殺シリーズ、峠の群像 | |||||||||||||||
|
緒形 拳(おがた けん、1937年7月20日 - 2008年10月5日)は日本の俳優である。(ただし、本人の中では芸名の読み方を「おがた こぶし」としている。下記���エピソード・芸名」参照。)
本名は緒形 明伸(おがた あきのぶ)。長男は緒形幹太、次男は緒形直人で共に俳優。
来歴・人物
1957年、東京都立竹早高等学校卒業後、憧れていた新国劇の辰巳柳太郎の弟子になるべく1958年に新国劇に入団し、辰巳の付き人になる。下積みの彼の才能を評価し抜擢してくれたのは師匠の辰巳ではなく、新国劇のもうひとりの雄島田正吾であった。
1960年、『遠い一つの道』でボクサー役に抜擢され映画化された作品では島田と競演し映画デビューを果たす。
1965年、NHK大河ドラマ『太閤記』の主役に抜擢され、お茶の間の人気を独占する。この間も新国劇を休むことは許されなかった。
1966年、NHK大河ドラマ『源義経』の弁慶役を演じる。新国劇所属の女優・高倉典江と結婚。1968年、新国劇を退団しフリーになる。テレビに映画にと精力的に出演し、テレビでは『必殺仕掛人』シリーズの藤枝梅安役で好評を博する。
1978年、野村芳太郎監督作品『鬼畜』に出演。その演技は秀逸でその年の男優賞を総なめにする。その後も1979年に『復讐するは我にあり』(今村昌平監督)、1983年に『楢山節考』(今村昌平監督)に出演し高い評価を得る。また1999年、池端俊策監督の『あつもの』で「フランス・ベノデ映画祭グランプリ」を受ける。
2008年10月5日午後11時53分、獨協医大病院にて、肝癌による肝臓破裂により死去した。緒形拳の最期は家族と長年の友人であった津川雅彦が看取った[1]。71歳没。戒名は天照院普遍日拳居士。
生前最後の出演の作品は『風のガーデン』(フジテレビ系列テレビドラマ)となった。9月30日には作品の制作発表にも出席していた。また、最後の出演CMとなったエプソンは10月1日から数日流れたのみで終わった。
子息の緒形幹太・直人兄弟によると、緒形拳は1999年頃から慢性肝炎を患い、2003年ごろには肝臓ガンに至るものの手術を受けずに投薬治療を受けながら俳優活動を続けていた。また2007年暮れには腰椎圧迫骨折の大怪我を負っていたことなどが明かされた。
エピソード
芸名
芸名の「緒形拳」は劇作家・北条秀司の夫人によってつけられたもので、元々は「おがた こぶし」という読みであった。
芸名の候補として「緒形 寅蔵(おがた とらぞう)」、「緒形 掌(おがた てのひら)」、「緒形 握り拳(おがた にぎりこぶし)」などの案が上がったという。「お前の特徴は何だ」と聞かれて、とっさに「うーん、手かなあ」と答えたことから手に関連するあらゆる単語が(現実的でないものも含めて)連想的に挙がったという。最終的に「緒形 拳(おがた こぶし)」と決めたが周囲の誰からも「こぶし」と読まれず、「ケンさん、ケンさん」と呼ばれ続けた為に意に反してそちらが定着してしまったという逸話がテレビ番組『トリビアの泉』で明かされた(2006年3月1日放送)。バラエティ番組への出演は断り続けてきた緒形だったが、同番組のファンだということで「『トリビアの泉』だったらいいよ」と快諾したという。このエピソードは『徹子の部屋』にゲスト出演した際も話している。この時「自分の中では拳(けん)ではなく、今も緒形 拳(こぶし)なんです」と語っていた。
活動
1980年代半ばよりポール・シュレイダー監督作の『Mishima: A Life In Four Chapters』など外国映画への出演も増えたが、勝新太郎が「道草しちゃだめだよ」と忠告。 その際、本人は「メインストリームより田んぼのあぜ道って楽しい」と語っている。 その後、活動を日本映画に戻した。
さらに演劇以外でも多才なことで知られ、書家としても活動していた。1991年には初個展を開催し、『臍下丹田(せいかたんでん)』という本も出版して話題を呼んだ。
緒形拳は「自分は舞台役者」と語っていて、新国劇を離れた後も島田正吾と辰巳柳太郎というふたりの師匠に対する思いは終生変わらなかった。
師匠辰巳柳太郎の当たり役で知られた戯曲『王将』で阪田三吉を演じたときは「辰巳先生に見てもらいたい」という思いで取り組んだ。
また、島田正吾が新国劇の開祖:澤田正二郎から受け継ぎ、取り組んでいたひとり芝居『白野 シラノ』を島田の三回忌追善興行として緒形自らが受け継ぎ、2006年にシアターコクーンで演じた。
ドラえもん
2006年3月1日放送の『トリビアの泉』では、映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を川崎の映画館に観に行った際に時間つぶしに寄ったゲームセンターでドラえもんのぬいぐるみを獲得したことからドラえもんが好きになり、大事にしているというトリビアも紹介された。3つも取ってしまい、大きさ50cmほどのぬいぐるみを3つ抱えて映画館に入ったという。だが興味があるのがドラえもんだけのためか、それ以外に知っているキャラクターは野比のび太だけであり、ドラえもんに耳があったことや妹のドラミ、源静香、ジャイアン、スネ夫等の存在は知らなかったようで「これはゲーセンにないね」と発言し視聴者を笑わせた。
この話は後日『徹子の部屋』でも披露された。連日のゲームセンター通いは良い息抜きになり、ドラえもんの愛嬌のある姿に随分と癒され俳優生活の励みになったという。
性格
堅物で真面目な性格から親友の津川雅彦から若い女性との合コンに誘われた際、参加するかしないかを真剣に迷った末に「雅彦、オレやっぱりどうしても行く事ができない」と思いつめたような声で断りの連絡をしたという。それを聞いた津川からは、「お前がその事で悩んだのは大きな進歩だ」と言われた。
主な出演作品
映画
- 遠い一つの道(1960年東京映画・東宝、監督内川清一郎)
- 間諜(1964年東映、監督沢島忠)
- セックス・チェック 第二の性(1968年大映、監督増村保造、原作寺内大吉、主演)
- 積木の箱(1968年大映、監督増村保造、原作三浦綾子)
- 風林火山(1969年東宝、監督稲垣浩)
- 永訣(わかれ)(1969年松竹、監督大庭秀雄)
- 七つの顔の女(1969年松竹、監督前田陽一)
- わが恋わが歌(1969年松竹、監督中村登、原作吉野秀雄・山口瞳・吉野壮児、山口瞳役)
- 婉という女(1971年ほるぷ映画、監督今井正、原作大原富枝)
- 必殺仕掛人・梅安蟻地獄(1973年松竹、監督渡辺祐介、原作池波正太郎、主演)
- 必殺仕掛人・春雪仕掛針(1974年松竹、監督貞永方久、原作池波正太郎、主演)
- 狼よ落日を斬れ 風雲・激情篇怒濤篇(1974年松竹、監督三隅研次、原作池波正太郎)
- 砂の器(1974年松竹、監督野村芳太郎、原作松本清張)
- 太陽は泣かない(1976年、監督飯塚二郎)
- 八甲田山(1977年東宝、監督森谷司郎、原作新田次郎)
- 鬼畜(1978年松竹、監督野村芳太郎、原作松本清張、主演、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか)
- 復讐するは我にあり(1979年今村プロ・松竹、監督今村昌平、原作佐木隆三、主演)
- 影の軍団 服部半蔵(1980年東映京都、監督工藤栄一)
- 復活の日(1980年東宝、監督深作欣二)
- わるいやつら(1980年霧プロ・松竹、監督野村芳太郎)
- 太陽のきずあと(1981年東映セントラル、監督曾根中生)
- ええじゃないか(1981年今村プロ・松竹、監督今村昌平)カンヌ映画祭招待
- 魔界転生(1981年東映、監督深作欣二、原作山田風太郎)
- 北斎漫画(1981年松竹、監督新藤兼人、主演)
- 野獣刑事(1982年東映京都、監督工藤栄一、主演) ベルリン映画祭コンペティション
- 楢山節考(1983年今村プロ・東映、監督今村昌平、原作深沢七郎、主演、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか)カンヌ映画祭パルムドール
- 陽暉楼(1983年東映京都、監督五社英雄、原作宮尾登美子、主演)
- OKINAWAN BOY オキナワの少年(1983年パル企画・東宝、監督新城卓、原作東峰夫)
- 魚影の群れ(1983年松竹、監督相米慎二、主演)
- 櫂(1985年東映、監督五社英雄、原作宮尾登美子、主演)
- MISHIMA(1985年アメリカ作品、監督ポール・シュレイダー、主演、家族の反対により日本未公開)カンヌ映画祭芸術貢献賞
- 薄化粧(1985年松竹、監督五社英雄、原作西村望、主演)
- 火宅の人(1986年東映京都、監督深作欣二、原作檀一雄、主演、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞)
- 女衒ZEGEN(1987年今村プロ・東映、監督今村昌平、主演)カンヌ映画祭コンペティション
- 吉原炎上(1987年東映、監督五社英雄)
- ラブ・ストーリーを君に(1988年東映、監督澤井信一郎)
- 優駿 ORACION(1988年フジテレビ・東宝、監督杉田成道、原作宮本輝)
- 華の乱(1988年東映京都、監督深作欣二、原作永畑道子)
- 孔雀王(1988年フジテレビ・東宝東和、監督ラン・ナイチョイ、原作荻野真)
- 将軍家光の乱心 激突(1989年東映、監督降旗康男、主演)第39回ベルリン国際映画祭招待作品
- 座頭市(1989年勝プロ・松竹、監督勝新太郎)
- 社葬(1989年東映京都、監督舛田利雄、主演)
- 大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年喜八プロ・東宝、監督岡本喜八、原作天藤真)
- グッバイ・ママ(1991年松竹、監督秋元康)
- 咬みつきたい(1991年東宝、監督金子修介、主演)
- 陽炎(1991年松竹、監督五社英雄)
- おろしや国酔夢譚(1992年大映・東宝、原作井上靖、大黒屋光太夫役、主演)サンパウロ映画祭観客賞
- 継承盃(1992年東映、監督大森一樹)
- 国会へ行こう!(1993年バンダイビジュアル、監督一倉治雄)
- 土俵の鬼たち(1994年、監修花田勝治、ナレーション)
- さよならニッポン! GOODBYE JAPAN(1995年ぶんか社ほか、監督堤幸彦、主演)
- GONIN2(1996年松竹、監督石井隆)
- ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996年イギリス・フランス・オランダ合作、監督ピーター・グリーナウェイ)
- 流★星(1999年リトルモア、監督山仲浩光、主演)
- あつもの(1999年シネカノン、監督池端俊策、主演)ペノデ映画祭グランプリ
- 殺し KOROSHI(2000年ミュージアム、監督小林政広) カンヌ映画祭招待作品
- 歩く、人(2002年オフィスサンマルサン、監督小林政広、主演)カンヌ映画祭招待作品
- 11'09'01/セプテンバー11「おとなしい日本人」(2003年東北新社・フランス映画、監督今村昌平、オムニバスの1本、ナレーション)ベネチア映画祭招待作品
- ミラーを拭く男(2004年パル企画、監督梶田征則、主演)
- IZO(2004年IZOパートナーズ、監督三池祟史)ベネチア映画祭招待作品
- 下弦の月〜ラスト・クォーター(2004年松竹、二監督階健、矢沢あい原作)
- 隠し剣 鬼の爪(2005年松竹、監督山田洋次、原作藤沢周平)ベルリン映画祭コンペティション
- 蝉しぐれ(2005年東宝、監督黒土三男、原作藤沢周平)
- ミラクルバナナ(2005年ミラクルバナナ制作委員会、監督錦織良成)
- 佐賀のがばいばあちゃん(2006年アマゾン、監督倉内均、原作島田洋七)
- 長い散歩(2006年、監督奥田瑛二、主演)モントリオール映画祭グランプリ
- 武士の一分(2006年、監督山田洋次)ベルリン映画祭招待作品
- ライラの冒険 黄金の羅針盤(2008年、監督クリス・ワイツ)イオレク・バーニソン役(声の出演)
- ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年、監督本木克英)ぬらりひょん役 ※映画における遺作
テレビドラマ
- 新国劇アワー(1961年、フジ)
- フライング・スポット(1962年、NHK)
- 帰らぬひと(1963年、朝日放送)
- 王将(1963年、フジ)
- おかあさん 船着き場(1963年、TBS)
- 由井正雪(1963年、NHK、講談ドラマ)
- 最後の将軍 風雪(1964年、NHK)
- わが町 日本映画名作ドラマ(1964年、NET)
- コスモスは咲いた(1964年、フジ)
- 太閤記(1965年、NHK大河ドラマ、豊臣秀吉役、主演)
- 源義経(1966年、NHK大河ドラマ、武蔵坊弁慶役、主演)
- 山犬ともぐら(1967年、日本テレビ)
- 暢気眼鏡 競作女優シリーズ(1967年、TBS)
- 剣(第20回)宗龍寺の反乱(1967年、日本テレビ)
- いとこ同士(1967年、日本テレビ)
- 剣(第21回)縄張(しま)(1967年、日本テレビ)
- お庭番(1968年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 日本剣客伝(第5話)柳生十兵衛(1968年、NET)
- 私のダイヤモンド(1968年、TBS東芝日曜劇場)
- 一番星(1968年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 開化探偵帳(1968年〜1969年、NHK、連続ドラマ、主演)
- 風林火山(1969年、NET、連続ドラマ)
- 颱風とざくろ(1969年、日本テレビ、連続ドラマ、2回のみ出演)
- 豆腐屋の四季(1969年、朝日放送、連続ドラマ、主演)
- ダンプかあちゃん(1969年、TBS東芝日曜劇場)
- 竹千代と母(1970年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 風待ちの港(1970年、NHK)
- 丹下左膳(1970年、NET、連続ドラマ)
- 柳生十兵衛(1970年、フジテレビ、連続ドラマ、荒木又右衛門役)
- 湖笛(1970年、NET)
- 面影(1970年、NHK銀河ドラマ)
- どんとこい(1971年、日本テレビ、連続ドラマ)
- おゆきさん(1971年、フジテレビ、連続ドラマ)
- もう一つの傷(1971年、NHK)
- 新・平家物語(1972年、NHK大河ドラマ、阿部麻鳥役)
- 24時間の男(1972年、TBS、連続ドラマ)
- しがらき物語(1972年、NHK、連続ドラマ)
- 平戸にて(1972年、TBS東芝日曜劇場)
- 母の鈴(1972年、TBS東芝日曜劇場)
- 必殺仕掛人(1972年〜1973年、朝日放送、必殺シリーズ、藤枝梅安役、連続ドラマ)
- 出雲の阿国(1973年、NET)
- 北の家族(1973年、NHK連続テレビ小説、語り)
- 雨ニモ負ケズ(1973年、北海道放送)
- 愛といのち(1973年、TBS)
- さよなら・今日は(1973年、日本テレビ、日本テレビ開局20周年記念番組)
- 刃傷(にんじょう)(1973年、TBS東芝日曜劇場)
- にごりえ(1973年、テレビ朝日)
- ねぎぼうずの唄(1974年、NET)
- ふりむくな鶴吉(1974年、NHK、連続ドラマ)
- 八洲犯科帳(1974年、フジ、連続ドラマ)
- 必殺必中仕事屋稼業(1975年、朝日放送、必殺シリーズ、知らぬ顔の半兵衛役、連続ドラマ)
- 夜の王様(1975年、NHK、連続ドラマ)
- 霧の感情飛行(1975年、朝日放送、連続ドラマ)
- 痛快!河内山宗俊(1975年、フジ、ゲスト出演)
- この町の人 帰雁(1975年、NHK)
- 風と雲と虹と(1976年、NHK大河ドラマ、藤原純友役、連続ドラマ)
- 必殺からくり人(1976年、朝日放送、必殺シリーズ、夢屋時次郎役、連続ドラマ)
- 新・座頭市(第12話)金が身を食う地獄坂(1976年、フジ)
- 赤い激流(1977年、TBS、連続ドラマ)
- 近眼ママ 恋のかけひき(1977年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 東京上空2000Mワレ操縦不能 (1977年、テレビ朝日)
- 新・必殺からくり人・東海道五十三次殺し旅(1977年〜1978年、朝日放送、必殺シリーズ、安藤広重役、連続ドラマ)
- 黄金の日日(1978年、NHK大河ドラマ、豊臣秀吉役、連続ドラマ)
- 悪女について(1978年、テレビ朝日、ゲスト出演)
- 大空港(1978年、フジ、1話~14話)
- 獅子の如く(1978年、TBS)
- 青春の証明(1978年、毎日放送、連続ドラマ)
- 新・座頭市 第3シリーズ(1979年、フジテレビ) - 6話「糸ぐるま」
- 阿修羅のごとく(1979年、NHK、連続ドラマ)
- 歪んだ星座 受験戦争連続殺人事件(1979年、テレビ朝日)
- 見えない影(1979年、テレビ朝日)
- 渓流釣り殺人事件(1979年、テレビ朝日、主演)
- ちょっとマイウェイ(1979年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 葉陰の露(1979年、朝日放送)
- 赤い嵐(1979年、TBS)
- さよならお竜さん(1980年、毎日放送、連続ドラマ)
- 土屋隆夫の消えた男(1980年、テレビ朝日)
- 警視-K(1980年、日本テレビ)
- 怪盗鼠小僧といれずみ判官(1981年、フジ)
- 青年 さらば愛しき日々よ!(1981年、日本テレビ)
- 見まわせば二人(1981年、読売テレビ、連続ドラマ)
- さらば適塾(1981年、毎日放送)
- タクシーサンバ・山田太一シリーズ(1981年、NHK、連続ドラマ、主演)
- きりぎりす(1981年、関西テレビ)
- 山を走る女(1981年、日本テレビ)
- 峠の群像(1982年、NHK大河ドラマ、大石内蔵助役、主演)
- 愛の失踪(1982年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ1、主演)
- 仕事人大集合(1982年、朝日放送、必殺シリーズ10周年記念スペシャル)
- 再婚旅行殺人事件 出雲で死んだ女(1982年、テレビ朝日、主演)
- 奥多摩殺人渓谷「釣れない魚の謎」釣部渓三郎の推理(1982年、テレビ朝日、主演)
- 愛の疑惑(1983年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ2、主演)
- 不倫の女 かりそめの未亡人(1983年、テレビ朝日、主演)
- 虹へ、アヴァンチュール(1983年、テレビ朝日、主演)
- 高級コールガールの殺人(1984年、テレビ朝日、主演)
- 盲点(あな)吹雪が消した心中事件の謎(1984年、日本テレビ、主演)
- 授業参観の女(1984年、テレビ朝日、主演)
- 炎熱商人(1984年、NHK)
- 羽田浦地図(1984年、NHK)
- 原島弁護士の愛と悲しみ(1985年、TBS)
- 破獄(1985年、NHK、主演)
- 受胎の森(1985年、TBS、主演)
- 迷宮課刑事おみやさん(1985年、朝日放送、連続ドラマ、主演)
- 愛の復讐(1985年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ3、主演)
- 炎の料理人・北大路魯山人(1987年、日本テレビ、主演)
- 六本木ダンディーおみやさん(1987年、朝日放送、連続ドラマ、主演)
- 徳川家康(1988年、TBS)
- 恋人関係(1988年、TBS、ドラマ23、主演)
- とっておきの青春(1988年、NHK、連続ドラマ、主演)
- 愛の死角(1988年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ4、主演)
- 虹のある部屋(1988年、NHK、主演)
- 海の群星(1988年、NHK、主演)
- 殺意のデッサン(1989年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ5、主演)
- 詩城の旅びと(1989年、NHK、主演)
- 野望の国 嵐の章(1989年、日本テレビ)
- 外科東病棟(2)(1989年、TBS、主演)
- 旅の終りに(1989年、日本テレビ、主演)
- 新吾十番勝負(1990年、テレビ朝日、語り)
- 愛の虚構(1990年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ6、主演)
- 失われた時の流れを(1990年、フジテレビ)
- 普通の結婚式(1990年、TBS)
- 愛の幻影(1990年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ7、主演)
- 静寂の声 乃木希典・静子の生涯(1990年、テレビ朝日、主演)
- 忠臣蔵(1990年、TBS)
- 太平記(1991年、NHK大河ドラマ、足利貞氏役)
- 父の涙第2弾 ガン病棟八階(1991年、TBS)
- 99%の誘拐(1991年、日本テレビ)
- 愛はどうだ(1992年、TBS、連続ドラマ、主演)
- そよ風ときにはつむじ風(1)(1992年、TBS、主演)
- 彼女の人生(1992年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ8、主演)
- 逆転報道(1992年、TBS、主演)
- そよ風ときにはつむじ風(2)(1993年、TBS、主演)
- 春の一族(1993年、NHK、主演)
- ガーベラの女(1993年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ9、主演)
- ポケベルが鳴らなくて(1993年、日本テレビ、連続ドラマ、主演)
- 動く壁(1994年、フジテレビ、主演)
- スチュワーデスの恋人(1994年、TBS、1~2話のみ特別出演)
- 少年(1994年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ10、主演)
- 秋の一族(1994年、NHK、主演)
- 歪んだ季節(1995年、日本テレビ、主演)
- ガラスの少女(1995年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ11、主演)
- 百年の男(1995年、NHK、主演)
- 命捧げ候(1996年、NHK、主演)
- ナニワ金融道(1996年、フジテレビ)
- 兄妹(1996年、日本テレビ、名無しの探偵シリーズ12、主演)
- 八月のラブソング(1996年、日本テレビ、連続ドラマ)
- 橋の雨(1996年、フジテレビ)
- 最後の家族旅行(1996年、TBS、主演)
- ナニワ金融道2(1996年、フジテレビ)
- 白愁のとき(1996年、TBS、主演)
- 毛利元就(1997年、NHK大河ドラマ 尼子経久役)
- ギフト(1997年、フジテレビ)
- ナニワ金融道3(1998年、フジテレビ)
- 翔ぶ男(1998年、NHK、主演)
- チョコレート革命(1998年、NHKBS2)
- 中央流沙(1998年、日本テレビ、主演)
- 春の惑星(1999年、TBS、主演)
- 古畑任三郎スペシャル VS監察医黒岩博士の恐怖(1999年、フジテレビ、黒岩健吾役)
- ナニワ金融道4(1999年、フジテレビ)
- ディア・フレンド(1999年、TBS、主演)
- カノン(2000年、テレビ朝日、主演)
- ナニワ金融道5(2000年、フジテレビ)
- 聖徳太子(2001年、NHK、 蘇我馬子役)
- 命捧げ候(2002年、NHK、主演)
- 焼け跡のホームランボール(2002年、NHKBS9、語り)
- ブラックジャックによろしく(2003年、TBS、連続ドラマ)
- タイムリミット(2003年、TBS)
- 血脈(2003年、テレビ東京)
- エ・アロール(2003年、TBS、連続ドラマ)
- ひまわりさん(2004年、TBS、主演)
- 人間の証明(2004年、フジテレビ)
- ナニワ金融道6(2005年、フジテレビ)
- 青春の門-筑豊篇-(2005年、TBS)
- 瑠璃の島(2005年、日本テレビ、連続ドラマ)
- ひまわりさん2(2005年、TBS、主演)
- いくつかの夜(2005年、TBS、主演)
- セーラー服と機関銃(2006年、TBS、連続ドラマ)
- 瑠璃の島SPECIAL 2007(2007年、日本テレビ)
- 風林火山(2007年、NHK大河ドラマ、宇佐美定満 役)
- 帽子(2008年、NHK広島放送局開局80周年ドラマ、主演)
- 風のガーデン(2008年、フジテレビ、連続ドラマ) ※テレビドラマにおける遺作
舞台
- 業平 金庫破り(1972年初演)
- 浪花かんざし 恋の勝負師(1972年初演)
- ケイトンズヴィル事件の9人(1972年初演)
- 朱鷲の墓(1973年初演)
- 北斎漫画(1973年初演)
- 王将(1975年初演)
- 淫乱茶英泉(1975年初演)
- 狐狸狐狸ばなし(1975年初演)
- 必殺仕掛人(1975年初演)
- 浮世絵 女ねずみ小僧(1975年初演)
- 悲しき恋泥棒(1976年初演)
- 西郷札(1976年初演)
- 座頭市物語(1978年初演)
- 鶴八鶴次郎(1978年初演)
- 因果小僧六之助(1978年初演)
- 祭りの笛(1979年初演)
- 極付 国定忠治(1979年初演)
- 空白の影(1979年初演)
- 関の弥太っぺ(1979年初演)
- 水の流れ(1979年初演)
- 新座頭市物語 糸ぐるま(1979年初演)
- 新座頭市物語 市の耳に子守歌(1979年初演)
- 人生劇場 吉良常篇(1979年初演)
- 喧嘩富士 新場の兄弟(1979年初演)
- 瞼の母(1980年初演)
- 建礼門院 平家物語より(1985年初演)
- 一本刀土俵入り(1987年初演)
- 極付国定忠治 赤城天神山より土蔵捕物まで(1987年初演)
- 信濃の一茶(1993年初演、2001年再演)
- 大菩薩峠(1994年初演)
- リチャード三世(1995年初演)
- スカイライト(1997年初演)
- ゴドーを待ちながら(2000年初演)
- 風狂伝'02(2002年初演)
- 子供騙し(2002年初演、2005年再演)
- 60歳のラブレター(2002年初演)朗読劇
- 白野(2006年初演)
CM
- 新潮社「新潮文庫の100冊・拳骨で読め乳房で読め」他(1984年)
- グンゼ「GQー1」(1989年)
- 埼玉銀行→協和埼玉銀行→あさひ銀行(現・りそな銀行。1980年代〜1990年代始め) ※埼玉銀行時代、幼少時の高嶋ちさ子と共演したシリーズもある
- 北海道セルラー(1990年)
- KIRIN「一番搾り」初代CMキャラクター(1990年〜1995年)
- NTTグループ(1993年~1995年)
- JT「私は捨てない スモーキングクリーンキャンペーン」他(1996年〜1997年)
- TOYOTA「コロナ プレミオ」 (1996年〜1998年)
- AOKI(1997年〜1999年)
- 三洋電機「エアコンCLOVER」「洗濯機ひまわり」「冷蔵庫クールカーテンで氷温新鮮組」(1999年)
- カゴメ「六条麦茶」(2000年)
- JRA「私を楽しむ。それが競馬」(2000年)
- ネスレジャパン「違いを楽しむ人」(2002年)
- 日本コカ・コーラ「一」(2006年〜2008年)
- みずほ銀行「HAPPY BANK DAY TO YOU!」(2007年〜2008年)
- エプソン「カラリオ」(2008年10月)
ドキュメンタリー
- NHK『大黄河』(1986年) ※ナレーション
- テレビ朝日『ネイチャリングスペシャル 神々の峰・アンデス大自然行』(1986年)
- テレビ朝日「ネイチャリングスペシャル 風の谷・虹の村 スペイン・バスクの365日』(1989年)
- TBS『TBS創立40周年記念番組 万里の長城』(1991年)
- NHK『緒形拳のアマゾン紀行』(1992年)
- テレビ朝日『ネイチャリングスペシャル 印度漂流』(1994年)
- TBS『開局40周年記念特別企画 日本海大紀行』(1995年)
- TBS『大型紀行スペシャル 灼熱シルクロード 緒形拳ユーラシア大陸横断列車の旅』(1998年)
- テレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』(2004年〜2008年) ※ナレーション
- テレビ大阪『遙かなる大仏への道』(2004年)
- テレビ東京『芸は人ナリだぞ!〜師・島田正吾から緒形拳への遺言〜』(2005年)
- NHK『プラネットアース』(2006年〜2007年)
その他
- JR東海「青年ジャパン。テイクアチャンス」(1989年) ※JR東海がリクルートを通じて、新卒求人向けに配布したビデオ
- 見える歴史(2008年、NHK教育、ジョーモン役、声の出演)
- MEN'S EX(2008年9月号、世界文化社、表紙・インタビュー)
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- 竹内まりや『チャンスの前髪/人生の扉』のCDジャケット題字
- 映画『寝ずの番』題字
著書・評伝
- 『地球を歩く』 全国朝日放送、1989年4月(ISBN 4881311239) - 「ネイチァリングスペシャル・アンデス編」をまとめたもの。共著。
- 『恋慕渇仰』 東京書籍、1993年10月(ISBN 4487790654) - エッセイと書をまとめた1冊。
- 『臍下丹田―緒形拳作品集』 東京書籍、1998年6月(ISBN 4487793300) - 直筆サイン、落款、番号入りの1000部限定版。
- 『緒形拳 書』(図録)可必館 京都現代美術館、2004年7月17日- 筆の里工房書展作品、制作アルバム(写真)。
- 『緒形拳を追いかけて』 ぴあ、2006年2月(ISBN 4835616200) - 垣井道弘氏による評伝。
- 『地球徒歩トボ-「プラネット アース」で見た絶景-』 学習研究社、2007年3月(ISBN 4054033146) - 写真エッセイ。
書展
- 「筆にこだわる」(2004年7月17日~9月26日、広島県安芸郡熊野町筆の里工房にて)
関連項目
脚註
- ^ 津川雅彦、故・緒形拳さんの最期を綴る ORICON STYLE 2008年10月7日閲覧
外部リンク
- 緒形拳公式HP
- 公式ブログhara8bunme※2008年9月30日が最後の更新