たけしが認めた沖縄出身コンビ「面白いネタは他にもあるんだろ」

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 那覇市出身のお笑いコンビ、ハンジロウがこのほど「第5回たけしが認めた若手芸人ビートたけし杯『お笑い日本一』」で優勝した。昨年6月にコンビ名を「しゃもじ」から「ハンジロウ」に改めた、たーにーとしゅうごパークは「改名の効果が出たのかも。ネタを大事に活動していきたい」と勢い十分だ。

「雲の上の人」から評価

 「たけし杯」はタレントのビートたけしが審査する大会で、東京都台東区で開かれる「江戸まちたいとう芸楽祭」の一環で行われる。今年は2月8日に浅草の東洋館で開かれ、漫才コンビのナイツ、放送作家でタレントの高田文夫も審査した。

 しゅうごパークは「たけしさんは雲の上の人という感覚だったので、ちゃんと目を見て直接、話をさせてもらったのがうれしかった」、たーにーも「ネタを見てもらえるだけでうれしいのに、評価までしていただいて、ありがたい」と感激しきり。

 しゅうごパークは「たけしさんが、ナイツさんに『(彼らの)面白いネタはこれだけじゃないんだろう。他にもあるんだろう』と聞いてくださったみたいで…」と総合的な評価を喜んだ。

「ちむどんどん」出演した際に

 沖縄ではアマチュア時代から注目を集め、2003年から本格的に活動開始。07年に「第1回O-1グランプリ」で優勝し09年に上京。ニッチェやかまいたちらと番組を持つなど期待された。

 昨年、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演した際に片岡鶴太郎と知り合い、改名を促された。 たーにーは「以前から、占いの企画などで『名前が良くない』と言われてまして。鶴太郎さんも何度か改名されたそうで、名前の大切さを話してくだって。ずっと待っていたタイミングだなと」。しゅうごパークも「超気にしていたわけではないけど、何かを変えるきっかけがほしかった」と振り返る。

名前は尊敬する祖父から

 「ハンジロウ」はたーにーの祖父で映画カメラマンの「仲沢半次郎」から取った。尊敬する身内の名前をもらうのは良いと聞いたのが理由で、手相占いで知られるお笑いタレントの島田秀平の助言でカタカナ表記に決まった。

 しゅうごパークは「テレビのレギュラーも決まり、ケーブルテレビの番組もエリア拡大になった。幸先いいです」。

 たーにーも「お墓参りして祖父に報告した。後押ししてもらっている感覚もある」と喜ぶ。2人は「ネタを大事にした活動を続けたい。今年は力を入れていく」と目標を掲げた。

3月11日「にちようチャップリン」

 【ハンジロウ】マセキ芸能社所属 OTV番組「Dokyoハブストーリー~沖縄同郷物語~」、Youテレビ番組「ハマッて!鶴見」にレギュラー出演。11日には、内村光良らがMCを務めるテレビ東京の「ぴったりにちようチャップリン」で「ちむどんどんする!?ハンジロウを考える日」を放送する。(沖縄タイムス)

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