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オリベッティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Olivetti S.p.A.
本社
本社所在地 イタリアの旗 イタリア
ピエモンテ州トリノ県イヴレーア
設立 1908年
業種 情報・通信業
事業内容 システムソリューション事業
代表者 Patrizia Grieco (CEO)
主要株主 テレコム・イタリア
外部リンク http://www.olivetti.com/
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Olivetti Buildings in Frankfurt(デザイン:Egon Eiermann
オリベッティ社のマニフェスト

オリベッティOlivetti)は、イタリアピエモンテ州イヴレーアタイプライターの製造・販売会社として創業された会社である。

かつては大型コンピューター開発生産事業を行っていた。現在はテレコム・イタリアに買収されて傘下に入り、主にシステムソリューション事業を運営している。フィアットなどと共にイタリアを代表する歴史的会社である。現在の本社は、ピエモンテ州トリノにある。

概説

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タイプライターの製造・販売で成功したオリベッティは、計算機の分野にも進出し、世界初の電動式記録卓上計算機の発売や、大型電子計算機「エレア9003(Elea 9003)」の発表を行なったこともあった。

現在の主な生産品目は、以下の通り(Olivettiの公開しているページを基に記述)。

  • プリンタ(インクジェット型の多機能プリンタ、および写真印刷用プリンタ)
  • ファックス装置
  • 卓上計算機
  • SOHO向けの極小型システム(PCなどを核とした事務処理システムの意か?)
  • 写真複写機、および、レーザープリンタ
  • 業務用専用プリンタ
  • 以下の分野向けの専用装置
    • 銀行業務
    • 小売業
    • 郵便局
    • チケットの移動販売
    • 宝くじ販売店舗
    • サービスオートメーション(人気などの投票,MAAF)

沿革

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エットレ・ソットサスのデザインしたポータブルタイプライター『ヴァレンタイン』(1969年)
ミケーレ・デ・ルッキのデザインしたパソコン、Olivetti Echos 44 Color(1994年)

日本における事業の沿革

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[1]

  • 1961年9月 - オリベッティ全額出資による日本法人「日本オリベッティ株式会社」として設立。その後親会社が「ワング・グローバル」(1998年3月)→「ジェトロニクス」(1999年7月)に変更されている。
  • 2000年1月 - 社名をジェトロニクス・オリベッティ株式会社に改める。
  • 2002年4月 - ジェトロニクス株式会社となる。
  • 2007年5月 - NTTデータがジェトロニクスとの戦略的パートナーシップを結び、NTTデータが株式の7割を保有する合弁会社・NTTデータジェトロニクス株式会社となる。
  • 2020年3月 - ジェトロニクスが保有する当社株式をNTTデータに譲渡。これによりNTTデータの完全子会社となる。
  • 2021年10月 - NTTデータルウィーブ株式会社に社名変更。

オリベッティの救済再建

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1964年に実施された、イタリア財界の助力によるオリベッティの再建救済の内容は、以下のようなものである。

  • オリベッティ一族の持ち株比率を75%から35%に減らし、経営の実権も事実上一族から離れる
  • 大型コンピュータ部門をGEの支配に委ねる

脚注

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関連項目

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参考文献

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  • 『大日本百科事典 ジャポニカ 第3巻(えいき-おん)』(株)小学館 (昭和50年2月20日第2版13刷)

外部リンク

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