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八洞神仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

八洞神仙(はちどうしんせん)は、中国古代道教における合計24人の仙人

構成

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清代の文献『何仙姑宝巻』や『八仙上寿宝巻』にそれぞれ記述があるが、上八仙や下八仙の内訳が異なる。

上八仙

『何仙姑宝巻』では[1][2]

  1. 福星(ふくせい)
  2. 禄星(ろくせい)
  3. 寿星(じゅせい)
  4. 張仙中国語版(ちょうせん)
  5. 東方朔(とうほうさく)
  6. 陳摶(ちんたん)
  7. 彭祖(ほうそ)
  8. 驪山老母(れいざんろうぼ)

だが、『八仙上寿宝巻』では、上八仙に寿星王母観音斗姆黎山老母[注 1]聖母娘・金刀娘を挙げている[1]

中八仙

これはもともと成立していた八仙を、「中八仙」と改称したもので、上八仙、中八仙、下八仙の三組構成に取り入れたのである[1]

  1. 李鉄拐(りてっかい)
  2. 漢鍾離(かんしょうり)
  3. 呂洞賓(りょどうひん)
  4. 藍采和(らんさいわ)
  5. 韓湘子(かんしょうし)
  6. 張果老(ちょうかろう)
  7. 曹国舅(そうこっきゅう)
  8. 何仙姑(かせんこ)
下八仙

『何仙姑宝巻』では[1][2]

  1. 広成子(こうせいし)
  2. 鬼谷子(きこくし)
  3. 孫臏(そんぴん)
  4. 劉海蟾(りゅうかいせん)
  5. 寒山(かんざん)
  6. 拾得(じっとく)
  7. 李八百中国語版(りはっぴゃく)
  8. 麻姑(まこ)

だが、『八仙上寿宝巻』では張仙中国語版劉伯温諸葛亮・苗光裕・徐茂公・魯寧秀・牛郎・織女[3]

注釈

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  1. ^ 驪山老母の異表記。

出典

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  1. ^ a b c d 段宝林; 祁連休 編『民間文学詞典』河北教育出版社、1988年、462頁。ISBN 9787543400863https://books.google.com/books?id=nPC6AAAAIAAJ&q=%22八洞%22+%22老母%22 
  2. ^ a b ウィキソース出典 何仙姑寶卷 (中国語), 何仙姑寶卷, ウィキソースより閲覧。 
  3. ^ 東方曁白 編『民間神祐大通書』気象出版社、2005年。ISBN 9787502939816https://books.google.com/books?id=0jA3AQAAIAAJ&q=%22八仙%22+%22牛郎%22+%22织女%22