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南大夕張駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南大夕張駅*
駅舎(1980年)
みなみおおゆうばり[1]
Minami-Ōyūbari
遠幌 (3.5 km)
(2.6 km) シューパロ湖
1966年の地図
1966年の地図
所在地 北海道夕張市南部大宮町
北緯43度1分21.4秒 東経142度4分56.3秒 / 北緯43.022611度 東経142.082306度 / 43.022611; 142.082306座標: 北緯43度1分21.4秒 東経142度4分56.3秒 / 北緯43.022611度 東経142.082306度 / 43.022611; 142.082306
所属事業者 三菱石炭鉱業
所属路線 大夕張鉄道線
キロ程 7.6[1] km(清水沢起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1911年明治44年)6月1日
廃止年月日 1987年昭和62年)7月22日
備考 路線廃止に伴う廃駅
* 二股駅として開業。1929年に南大夕張駅へ改称。
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南大夕張駅(みなみおおゆうばりえき)は、北海道夕張市南部大宮町にあった三菱石炭鉱業大夕張鉄道線廃駅)である。大夕張鉄道線の廃止に伴い1987年に廃止された。

歴史

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1977年の南大夕張駅と周囲約750 m範囲。左が清水沢方面国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

大夕張炭鉱の開発に伴い、1906年明治39年)に馬車鉄道が開通。その後炭鉱の発展により専用鉄道が敷設された。三菱鉱業移管後は更に発展し、昭和初期には操業拠点が北部(大夕張・夕張市鹿島地区)に移行したが、道路も無く同駅が中継点となった。夕張岳山麓から切り出された木材の他、大夕張ダム建設当時は資材の搬入で賑わった。末期は三菱南大夕張炭鉱の石炭搬出駅となっていたが、同炭鉱の合理化による鉄道廃止により、廃止となった。

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線の地上駅であり、終日駅員が配置されていた。石炭積み込み線の他、下夕張森林鉄道も接続していた。なお、駅舎は50 mほどのゆるい坂道の先にあり、ホームより小高い位置に建っていた。そのため、改札を抜けた後小道を降りてホームへ向かう構造となっていた。

駅周辺

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  • シューパロダムインフォメーションセンター(夕張シューパロダムに関する資料の他、大夕張地区や大夕張鉄道などに関する若干の郷土資料も展示)
  • 夕張市南部連絡所
  • 南大夕張神社
  • 南大夕張郵便局
  • 南部分遺所
  • 南大夕張貯木場事業所(現在は閉鎖)
  • 夕張市立南部小学校(廃校)

駅前にはかつては美鉄バス及び夕張鉄道(夕鉄バス)の「南部」停留所があったが、美鉄バスは1997年、夕鉄バスも2017年10月1日に路線廃止となった[2]

駅跡

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廃止後駅舎は解体撤去。ホームには以下の車両が保存され、夕張市の公園になっている[3]

これらの車両は荒廃し、ナハフ1にいたっては雪の重みで転倒、ホーム自体も崩れ始めていたが、三菱大夕張鉄道保存会の手によって修復され、往時の姿を回復した。2022年令和4年)6月には、夕張市により崩れかかったホームの修復が行われる[3]

機関庫は廃止後、関連会社が使用していたが、現在は撤去され跡形もない。

隣の駅

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三菱石炭鉱業
大夕張鉄道線
遠幌駅 - 南大夕張駅 - (臨)農場前駅 - シューパロ湖駅 - 明石町駅

脚注

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  1. ^ a b 旅客鉄道株式会社[編]『旅客連絡運輸規則別表・旅客連絡運輸取扱基準規程別表』中央書院、1987年3月、13頁。doi:10.11501/12065304ISBN 978-4-924420-19-9 
  2. ^ 夕張地区ダイヤ改正のお知らせ”. 夕張鉄道. 2017年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月25日閲覧。
  3. ^ a b 風雪で木材腐食、砂利や土流出も 旧南大夕張駅ホーム補修へ 市が土留め新設、7月完了」『北海道新聞どうしん電子版』2022年5月17日。オリジナルの2022年5月17日時点におけるアーカイブ。2022年6月2日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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