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原子朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はら しろう
原 子朗
生年月日 (1924-12-27) 1924年12月27日
没年月日 (2017-07-04) 2017年7月4日(92歳没)
出身地 長崎県
国籍 日本の旗 日本
学歴 早稲田大学文学部
職業 詩人、文学研究者
活動期間 1950年 - 2017年
活動内容 現代詩
他の活動 宮沢賢治研究者
受賞歴
現代詩人賞(1986年)

原 子朗(はら しろう、1924年12月27日 - 2017年7月4日[1])は、日本の詩人、日本近代文学研究家、早稲田大学名誉教授、元宮沢賢治イーハトーブ館館長、早稲田大学出版部取締役。宮沢賢治文体論などを研究する。

人物

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長崎県出身。早稲田大学文学部卒業、早稲田大学大学院中退[2]

日夏耿之介吉田一穂に師事。1950年『詩世紀』創刊に参加。『文藝首都』編集同人として近代詩論などを執筆。立正女子大学、早稲田大学政治経済学部教授を歴任。

1986年『石の賦』で現代詩人賞受賞。

1993年『宮沢賢治語彙辞典』で宮沢賢治賞受賞。

1995年、早稲田大学を定年退職し、名誉教授。昭和女子大学教授に転じる。

2012年、瑞宝小綬章受章[3]

2017年7月4日老衰にて死去[1]。92歳没。没後に従五位に叙された[4]

著書

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  • 風流について 詩集 昭森社 1963年
  • 文体序説 新読書社 1967年
  • 樹裸記 文学的エッセイ 新読書社 1974年
  • 文体論考 冬樹社 1975年
  • 幽霊たち 詩集 昧爽社 1977年
  • 挨拶 詩集 国文社 1980年
  • 筆蹟の美学 東京書籍〈東書選書〉 1982年
筆跡の文化史 講談社学術文庫 1997年
  • 石の賦 長編詩 青土社 1985年
  • 近代詩現代詩必携(編著) 学灯社 1989年
  • 宮沢賢治語彙辞典 東京書籍 1989年
  • 歎語抄 詩集 砂子屋書房 1989年
  • 空の砂漠 詩集 歎語抄第2 花神社 1993年
  • 修辞学の史的研究 早稲田大学出版部 1994年
  • 默契 詩集 歎語抄第3 花神社 1998年
  • 新宮澤賢治語彙辞典 東京書籍 1999年
  • 宮沢賢治とはだれか 早稲田大学出版部〈ワセダ・オープンカレッジ双書〉 1999年
  • 淹歳 詩集 歎語抄第5 花神社 2002年
  • 加線の歎語 詩集 歎語抄 第6 花神社 2007年

脚注

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  1. ^ a b “詩人の原子朗氏死去、92歳 元宮沢賢治イーハトーブ館館長”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2017年7月5日). https://web.archive.org/web/20170922001834/http://www.sankei.com/life/news/170705/lif1707050062-n1.html 2017年9月21日閲覧。 
  2. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.462
  3. ^ 『官報』号外98号、平成24年5月1日
  4. ^ 官報』第7077号(平成29年8月8日)7頁「叙位・叙勲」