コンテンツにスキップ

幸平一家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十三代目幸平一家
設立幕末
設立者藤沢幸平
本部〒173-0024
東京都板橋区大山金井町54-15
首領加藤英幸
活動範囲東京都埼玉県
上部団体住吉会

幸平一家(こうへいいっか)は、東京都板橋区大山金井町に本部を置く博徒暴力団で、指定暴力団住吉会の二次団体。

略歴

[編集]

幕末の侠客「江古田幸平(えこだのこうへい)」こと藤沢幸平が結成した。

初代・藤沢幸平の家紋だった「下がり藤」を代紋として使用している[1]

十代目総長青田富太郎は、住吉会の前身組織である港会会長に襲名した。

山口組も戦闘力に一目置く[2]、住吉会のなかでも武闘派として知られる組織である[3]

傘下の新宿東中野などを仕切る堺組加藤連合会義勇会などは関東連合怒羅権のOBの一部を組員に組み入れている[2][4]

縄張

[編集]

池袋上板橋高田馬場椎名町江古田沼袋中野、中野新橋、新宿落合早稲田雑司ヶ谷牛込神楽坂中井目白井草宇都宮、旧二本木一家の埼玉地域

歴代総長

[編集]
  • 初代 - 藤沢幸平
  • 二代目 - 矢島熊蔵
  • 三代目 - 寺沢久太郎
  • 四代目 - 浅井藤助
  • 五代目 - 森田音次郎
  • 六代目 - 足立勘助
  • 七代目 - 高山寅吉
  • 八代目 - 佐藤虎吉
  • 九代目 - 本橋政夫
  • 十代目 - 青田富太郎(港会会長)
  • 十一代目 - 清水幸一
  • 十二代目 - 築地久松
  • 十三代目 - 加藤英幸(住吉会代表代理) 

構成

[編集]
  • 総長 - 加藤英幸(住吉会副総裁)
  • 総長代行 - 小坂 聡(新宿落合貸元・加藤連合会会長)
  • 総長舎弟 - 佐藤鉄栄(上板橋貸元・佐藤睦会会長)
  • 理事長 - 藤本政弘(高田馬場貸元・二代目大昇會会長)
  • 幹事長 - 入里林一(早稲田貸元・幸友会会長)
  • 本部長 - 青木健二(雑司ヶ谷貸元・青木会会長)
  • 総長室長 - 金子君生(金子組組長)
  • 事務局長 - 堺 俊二(沼袋貸元・中野新橋貸元・堺組組長)
  • 幹事長補佐 - 金 亨東(東中野貸元・義勇会会長)
  • 幹事長補佐 - 斉藤順平(池袋貸元・貴幸会長)
  • 幹事長補佐 - 大和田孝義(狭山ヶ丘・小手指貸元・大和田会会長)
  • 幹事長補佐 - 土屋和雄(瑞穂・箱根ヶ崎貸元・土屋総業組長)
  • 幹事長補佐 - 藤田義明(牛込貸元・藤田組組長)
  • 幹事長補佐 - 山口和人(江古田貸元・雄心会会長)
  • 幹事長補佐 - 大崎 誠(神楽坂貸元・大崎組組長)
  • 執行部 - 日比康永(入間貸元・日比睦会会長)
  • 執行部 - 安藤 博(目白貸元・安藤組組長)
  • 執行部 - 荒野薫山(入曽・堀兼貸元・荒野会会長)
  • 執行部 - 堀内和男(井草貸元・堀内組組長)
  • 総長付 - 渡辺英司(大昇會中野南責任者、渡辺組組長)
  • 総長付 - 木本在成(中野北責任者・木本組組長)
  • 総長付 - 木村一夫(元加治責任者・木村組組長)
  • 総長付 - 小原康之(武蔵藤沢責任者・小原組組長)
  • 総長付 - 引地章夫(引地組組長)
  • 総長付 - 佐藤浩一(佐藤睦会理事長)
  • 総長付 - 西川就司(小湊興業組長)
  • 直参 - 本田元義(本田組組長)
  • 直参 - 大波 豊(大豊会会長)
  • 直参 - 小林邦夫(小林興業組長)
  • 直参 - 葛城幸男(葛城組組長)
  • 直参 - 長谷川清(長谷川組組長)
  • 直参 - 土屋玉樹(土屋組組長)
  • 直参 - 亀谷一義(亀谷組組長・北海道)
  • 直参 - 土屋祐治郎(土屋組組長・浜松市)

その他

[編集]
  • 2020年4月2日 - 組員が特殊詐欺に関係した容疑で逮捕されたことから、警視庁により組本部の家宅捜索が行われた(同容疑により、翌3日には住吉会本部事務所にも家宅捜索が行われた)[5]

脚注

[編集]
  1. ^ 月刊実話時代 12月号”. 中野ジローの暴走日記. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ a b ハード・ノンフィクションの巨匠、溝口敦著 『溶けていく暴力団』第三章「飛んでる半グレ集団」全文公開! 現代ビジネス
  3. ^ 【衝撃事件の核心】山口組分裂でくすぶる仁義なき〝極道再編〟「関東二強暴力団」住吉会、稲川会にも余波、一枚岩でないウラ事情 産経WEST
  4. ^ 学校近くに組事務所開設 容疑の組長ら逮捕 警視庁”. 産経ニュース (2018年11月23日). 2020年5月25日閲覧。
  5. ^ 住吉会本部事務所を家宅捜索 特殊詐欺事件で逮捕”. FNN (2020年4月3日). 2020年4月4日閲覧。

参考文献

[編集]