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東明駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東明駅
東明駅跡
とうめい
Tōmei
東美唄信号所 (1.0 km)
(2.0 km) 盤の沢
地図
所在地 北海道美唄市東明5条2丁目
北緯43度20分2.9秒 東経141度54分10.7秒 / 北緯43.334139度 東経141.902972度 / 43.334139; 141.902972座標: 北緯43度20分2.9秒 東経141度54分10.7秒 / 北緯43.334139度 東経141.902972度 / 43.334139; 141.902972
所属事業者 三菱鉱業
所属路線 美唄鉄道線
キロ程 3.7 km(美唄起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1948年昭和23年)1月10日
廃止年月日 1972年(昭和47年)6月1日
備考 路線廃止に伴い廃駅
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東明駅(とうめいえき)は、かつて北海道美唄市東明5条2丁目に存在した三菱鉱業美唄鉄道線(美唄鉄道)の廃駅)である。

概要

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1972年昭和47年)5月31日まで運行していた三菱鉱業美唄鉄道線(美唄鉄道)の鉄道駅であり、美唄駅から3番目の駅であった。美唄市の東明地区に位置し、当鉄道が運行されていた頃は地域住民の最寄駅となっていた。

東明地区は第二次世界大戦前は「しののめ」と呼ばれていたが、1948年(昭和23年)の駅開設により「とうめい」と呼ばれるようになった[1]

1972年(昭和47年)の廃線により三菱鉱業から駅舎と鉄道関係資料が寄贈された[1]国鉄4110形蒸気機関車の同形機である2号機関車が保存展示されており、美唄市の観光名所の一つとなっている。

歴史

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太平洋戦争後、この地区に三井新美唄炭砿の炭鉱住宅が置かれ、急速に人口が増えた。このため住民及び三井鉱山の請願によって当駅が設置された。

年表

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駅構造

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1962年(昭和37年)の時点で、駅舎は美唄に向かって左手南側の構内美唄寄りに置かれ、駅舎前を通る貨物積卸線を挟んでホーム上駅舎に近い位置に上屋を持つ島式ホーム1面2線を有し、駅舎からホーム美唄側端へ構内踏切で連絡した。また駅舎の右側は広い空き地になっており、貨物用の上屋もあった。配線は駅裏側が本線と直線の棒線状に近く、駅表側2線が片開分岐で分岐する構造であった[3]

利用状況

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乗車人員推移
年度 1日平均人数
1951 1,762[4]
1960 1,594[4]
1965 391[5]
1966 475[5]

駅跡

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当駅跡地では、2006年(平成18年)に『東明駅保存会』が活動し、駅舎の保存と一般開放などを行っている。当地へのアクセスは、美唄市民バス美唄駅より『アルテピアッツア』行きバスに乗り、『東明5条』下車。

東明駅舎

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1946年(昭和21年)に完成された東明駅の駅舎は、三菱鉱業美唄鉄道線廃止後、美唄市に寄贈され、保存されて現在に至る。なお、美唄鉄道の駅舎で残っているのは当駅のみである。

蒸気機関車展示

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かつて実際に三菱鉱業美唄鉄道線で運行していた、国鉄4110形蒸気機関車と同形の2号機関車が東明駅舎近くで保存公開されているが、日本で唯一公開されている4110形機関車でもある。

プラットホーム

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プラットホームも分かるような形で残されている[6]

隣の駅

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三菱鉱業
美唄鉄道線
美唄駅 - (東美唄信号所) - 東明駅 - 盤の沢駅

脚注

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  1. ^ a b 基礎資料 歴史遺産の概要 北海道空知総合振興局、2022年1月23日閲覧。
  2. ^ そらち 産業遺産と観光 美唄鉄道東明駅舎
  3. ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1962年撮影航空写真 MHO622-C1-26
  4. ^ a b 美唄市百年史 通史編 P1078。
  5. ^ a b 美唄市百年史 通史編 P1379。
  6. ^ 61℃ - 三菱鉱業美唄鉄道

関連項目

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外部リンク

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