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総願偈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

総願偈とは、勤行 (浄土宗)で用いられる。源信の『往生要集』でも唱えることが推奨されている四弘誓願が本となっており、それに念仏の功徳によって仏道成就の願を加えた[1] 

  • 衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど) - 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願
  • 煩悩無辺誓願断(ぼんのうむへんせいがんだん) - 煩悩は無量だが、すべて断つという誓願
  • 法門無尽誓願知(ほうもんむじんせいがんち) - 法門は無尽だが、すべて知るという誓願
  • 無上菩提誓願証(むじょうぼだいせいがんしょう) - 無上のさとりの道だが、かならず体得するという誓願
  • 自他法界同利益(じたほうかいどうりやく) - 自分ひとりだけでなく他の人々と利益を分かちあって
  • 共生極楽成仏道(ぐしょうごくらくじょうぶつどう) - 皆一緒に極楽に生まれて仏道を歩みましょう


脚注

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  1. ^ 藤井正雄『お経 浄土宗』(講談社、1983 ISBN 4-06-180475-8)177頁。

関連項目

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