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TOONAMI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TOONAMI(トゥナミ)は、カートゥーン ネットワークのアニメの放送枠の名称。Cartoon Tsunamiの造語である[1]

当Wikiでは、日本版TOONAMIと米国版Toonamiが入り交じっている。

概要

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TOONAMIはアクション要素が強い海外アニメ(カートゥーン)および日本アニメを中心に取り扱っている放送枠である。

バットマンスーパーマンスパイダーマンなどのアメリカン・コミックス作品の放送が主体で、日本のアニメでもスレイヤーズシリーズなどのアクション要素が強いアニメはこの枠で放送される。

放送形態の変化

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2004年までは1日4本のアニメを2時間枠として毎日放送(最終回を迎えたアニメは次番組への入れ替えが無い場合、1話に戻ってループ放送)していたが、2005年ではTOONAMI大幅リニューアルに伴い土曜日の放送が無くなり、1時間半に短縮されてかつ週一回の放送に変更。月・日、火・木、水・金の各3本それぞれ違うアニメを放送し、9本のアニメを放送していた。

2006年は平日と日曜日合わせて5本に減らし、平日のみ1時間2本に短縮されたが、代わりに毎日放送に変更された。ただし、日曜日のみ3本1時間半放送と週一回の放送は変わっていなかった。

2007年前半になると日曜日の放送は再放送なしの1回きりになり、後半になると日曜日の放送枠が廃止されて3本減り、平日のみ1時間2本だけになった。

2008年になると、それまでは夕方に放送した内容の再放送をしていた深夜の枠に別のアニメを放送するようになり、平日の夕方1時間と深夜1時間に各2本ずつ計4本放送するようになったが、番組内のこのゾーンの扱いが通常の番組の扱いに変わってしまった。(ホームページではこのゾーンの扱いを続いているが、2008年12月17日にこのゾーンの扱いが通常の番組の扱いに変わってしまった。)

2009年より番組全体がリニューアルされたことでTOONAMIのゾーンは完全に廃止され終了となった。終了後、今までTOONAMIで放送されたアニメは従来通りの通常の番組として継続で放送されている。

2012年から米国カートゥーン ネットワークは、土曜日の深夜枠としてToonamiを再出発させ、日本アニメに重心を置いた。

2015年2月、視聴率不振を理由にToonamiはアダルトスイムとともに枠が縮小された。土曜日の午後11時半から日曜日朝6時までの6時間半分の放送枠はその半分にあたる土曜日午前12時から日曜日午前3時半までに短縮された。6時間半の枠のうち日曜日朝6時までの後半部分は昔の番組の再放送で、このうち『カウボーイビバップ』と『攻殻機動隊 S.A.C.』は十数年にわたって再放送を繰り返してきたが、2015年の再編により放送を終えた。

現在、Toonamiスロットは土曜日の午後12時から午前3時30分に移動された。

2018年のエイプリルフールではToonamiが日本語化(#トゥナミ[2])、『フリクリ プログレ』の1話を日本語(※[アダルトスイム]は[泳ぐ大人]と表記)で流し『マインド・ゲーム』を英語字幕付きの日本語で放送。その後『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』に至るまで全てのアニメが英語字幕付きの日本語で放送された。

日本版での放送作品

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海外アニメ(カートゥーン)作品

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(※1)サムライジャックは2006年の新作エピソード放映後、CARTOON CARTOONS作品として取り扱われており、TOONAMI枠では放送されなくなった。

(※2)ティーン・タイタンズ初放送時(2004年末)はTOONAMI枠外で放送されていたが、2005年にTOONAMI枠に移動された。

海外版での放送作品

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日本製アニメ(シンジケート放送含む)

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2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025

映画・劇場版アニメ

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TOONAMIショートコーナー

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2004年頃までTOONAMI独自のショートコーナーとしてヒーローのプロフィールを紹介するコーナーがあったが、2006年頃に一切放送されなくなり事実上廃止となった。紹介されていたのはジャック(サムライジャック)、スーパーマン(スーパーマン)、バットマン(バットマン)、新バットマン(バットマン・ザ・フューチャー)、ジョン・ジョーンズ(ジャスティス・リーグ)、コンボイビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー)で、各キャラクターの特徴や弱点などを紹介していた。

同じく2004年頃までアイキャッチや次の番組を紹介する案内役としてTOM(トム)(声 - 草尾毅/英 - スティーヴン・ブルーム)というロボットキャラクターがいたが、2005年のリニューアルに伴い一切登場しなくなり、実質解雇となった。TOMの共催はSARA(サラ)(声 - 野沢雅子/英 - サリー・ティムズ)であった。あいつらの敵はスワイザック(声 - 喜田あゆ美/英 - カリー・ペイトン)というコンピュータウイルスキャラクターでもあった。

サムライジャックの新エピソード放送時にgrooviesというミュージッククリップを想定したコーナーで新エピソード放送直後(もしくは直前)に寺田創一作曲の「SAMURAI JACK」という新曲が放送されていた。この「SAMURAI JACK」は新エピソード放送期間終了後、CARTOON TUNES(旧・groovies)でも放送されている。

脚注

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  1. ^ 米国アニメ市場の実態と展望”. 日本貿易振興機構. 2014年5月31日閲覧。
  2. ^ https://twitter.com/adultswim/status/980293976120053760”. Twitter. 2021年7月7日閲覧。

外部リンク

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