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北斗盃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北斗盃
開催国 日本の旗 日本
主催者 北海道
競馬場 門別競馬場
創設 1977年6月26日
2024年の情報
距離 ダート1600m
格付け H3
賞金 1着賞金500万円
出走条件 サラブレッド系3歳(地方全国交流)
負担重量 定量(57kg、牝馬2kg減)
出典 [1]
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北斗盃(ほくとはい)は、ホッカイドウ競馬で施行される地方競馬重賞競走(H3)である。正式名称は「馬事通信賞 北斗盃」。

概要

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1977年に創設されたサラブレッド旧4歳(現3歳)の重賞競走。ホッカイドウ競馬のグレードではH2に格付けされ、三冠競走の第1戦として位置づけられている。1999年時点では菊花賞トライアル競走へ向けての代表馬選定競走でもあった[2](のちに王冠賞に変更)。2008年から開幕日に施行するようになり、シーズンの開幕を飾る競走でもある。

距離は時期や開催地により変動はあるものの、1997年までと2006年2009年2015年からはマイル前後の距離(1500m - 1700m)、1998年から2014年は上記の年を除いて短距離(1000m - 1200m)となっている。

2006年は施行時期を6月上旬に移し、「ダービーWeek」の一環として「札幌ダービー」のサブタイトルが付けられ、「札幌ダービー 北斗盃」の名称を用いた[3]2007年以降はダービーWeekの対象競走は北海優駿となっている)。またこの年はH1に格付けされた。

2015年より格付けがH3で2019年よりH2に格上げされるも、2023年にH3に戻る[1]

競走名は、2020年から2022年までは「道新スポーツ杯 北斗盃」で、2023年に「馬事通信賞 北斗盃」となる。

条件・賞金等(2024年)

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出走条件
サラブレッド系3歳・地方競馬全国交流(他地区所属馬も出走が可能)
負担重量
定量(57kg、牝馬2kg減)。
賞金額
1着500万円、2着140万円、3着105万円、4着70万円、5着35万円[1]
副賞
スタリオンシリーズに指定されており、フィエールマンの次年度配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている[1]

過去の副賞

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スタリオンシリーズ競走に指定されており、以下の種牡馬の次年度種付権が副賞として贈られている。
北斗盃 スタリオンシリーズ競走の副賞対象種牡馬
種牡馬 付与対象者
2001年 リンドシェーバー
2002年 サクラバクシンオー 馬主[4]
2003年 馬主[4]
2004年 グランデラ
2005年
2006年 ジャングルポケット
2007年 コマンダーインチーフ
2008年 グランデラ
2009年 タニノギムレット
2010年 ヨハネスブルグ
2011年
2012年 馬主[5]
2013年 馬主[6]
2014年 アルデバラン 馬主[7]
2015年 スクリーンヒーロー 馬主[8]
2016年 ダンカーク 馬主[9]
2017年 馬主[10]
2018年 馬主[11]
2019年 馬主[12]
2020年 ヴィクトワールピサ 馬主[13]
2021年 フィエールマン 馬主[14]
2022年 馬主[15]
2023年 馬主[16]
2024年 馬主

対象種牡馬の出典:KEIBA.GO.JP

歴代優勝馬

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優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。

回数 施行日 開催地 距離 頭数 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1977年6月26日 旭川 1600m 12頭 サンオーオク 牝4 北海道 1:43.6 伊藤隆志 戸島牛太郎
第2回 1978年6月25日 岩見沢 1500m 10頭 タクマイチフジ 牡4 北海道 1:35.8 倉見務 中村光春
第3回 1979年6月24日 旭川 1500m 11頭 マツカゼセンプー 牡4 北海道 1:36.1 津田勉 千島一巳
第4回 1980年6月29日 旭川 1600m 10頭 サザンオール 牡4 北海道 1:43.9 北村末広 鈴木亮平
第5回 1981年6月21日 旭川 1600m 8頭 トヨクラダイオー 牡4 北海道 1:45.8 佐々木一夫 成田春男
第6回 1982年6月27日 旭川 1600m 12頭 ハツピシルバー 牡4 北海道 1:45.0 山下信雄 林正夫
第7回 1983年6月13日 岩見沢 1600m 11頭 テスコルビー 牝4 北海道 1:42.0 佐々木一夫 黒川武
第8回 1984年6月24日 旭川 1600m 10頭 コオテンミサキ 牡4 北海道 1:45.0 伊藤隆志 石本孝博
第9回 1985年6月26日 岩見沢 1600m 12頭 ウエスタンペール 牡4 北海道 1:44.6 松田路博 三上茂
第10回 1986年6月24日 岩見沢 1600m 11頭 コオテンチカラ 牡4 北海道 1:44.0 高岡秀行 石本孝博
第11回 1987年6月18日 帯広 1600m 11頭 ロイヤルコスモ 牡4 北海道 1:43.1 高岡秀行 田中正二
第12回 1988年6月15日 旭川 1600m 10頭 ホロトマイケル 牡4 北海道 1:43.6 佐々木一夫 黒川武
第13回 1989年5月25日 帯広 1700m 11頭 ベストンダンデイ 牡4 北海道 1:52.8 山下信雄 鈴木英二
第14回 1990年5月31日 帯広 1700m 10頭 ヒノデブレイブ 牡4 北海道 1:52.1 井上俊彦 後條雄作
第15回 1991年5月23日 帯広 1700m 10頭 スーパーノバ 牡4 北海道 1:52.1 佐々木一夫 佐藤二郎
第16回 1992年5月21日 帯広 1700m 11頭 スガノスキー 牡4 北海道 1:48.5 柳澤好美 成田春男
第17回 1993年5月19日 帯広 1700m 12頭 スガノラージャ 牡4 北海道 1:50.3 柳澤好美 成田春男
第18回 1994年5月26日 岩見沢 1600m 11頭 ベストファーザー 牡4 北海道 1:44.7 井上俊彦 三上茂
第19回 1995年6月15日 旭川 1600m 11頭 スイートイブン 牝4 北海道 1:44.7 松本隆宏 鈴木英二
第20回 1996年5月16日 岩見沢 1500m 12頭 ベストンダイオー 牡4 北海道 1:34.9 松本隆宏 鈴木英二
第21回 1997年5月29日 札幌 1700m 12頭 シルバースワット 牡4 北海道 1:55.4 岡島玉一 伊藤靖則
第22回 1998年5月4日 札幌 1000m 12頭 メイショウヒダカ 牝4 北海道 1:00.3 渋谷裕喜 田部和則
第23回[2] 1999年5月11日 門別 1200m 16頭 モミジイレブン 牡4 北海道 1:13.7 松本隆宏 鈴木英二
第24回 2000年5月5日 札幌 1000m 11頭 マークオブハート 牡4 北海道 0:59.7 川島洋人 鈴木英二
第25回 2001年5月24日 札幌 1000m 9頭 ミヤマエンデバー 牡3 北海道 0:59.8 堂山直樹 堂山芳則
第26回 2002年5月16日 札幌 1000m 13頭 シンメイマサコ 牝3 北海道 1:00.6 五十嵐冬樹 米川伸也
第27回 2003年5月5日 札幌 1000m 10頭 ペガサスホープ 牡3 北海道 1:01.1 川島洋人 鈴木英二
第28回 2004年5月5日 札幌 1000m 7頭 シャンハイジャンプ 牡3 北海道 1:00.3 佐々木国明 若松平
第29回 2005年5月4日 札幌 1000m 12頭 アドミラルサンダー 牡3 北海道 1:01.8 坂下秀樹 原孝明
第30回 2006年6月6日 札幌 1700m 11頭 フジノダイヒット 牡3 北海道 1:49.3 山口竜一 角川秀樹
第31回 2007年5月3日 門別 1200m 13頭 タガタメ 牝3 北海道 1:12.9 山口竜一 角川秀樹
第32回 2008年4月30日 札幌 1000m 14頭 ラブストレングス 牝3 北海道 1:00.0 宮崎光行 村上正和
第33回 2009年4月29日 札幌 1700m 11頭 サンサンヒカリ 牡3 北海道 1:47.6 川島雅人 米川伸也
第34回 2010年4月29日 門別 1200m 12頭 クラキンコ 牝3 北海道 1:11.8 小国博行 堂山芳則
第35回 2011年4月29日 門別 1200m 13頭 パフォーマンス 牡3 北海道 1:13.2 川島洋人 田中正二
第36回 2012年4月25日 門別 1200m 14頭 ロクイチスマイル 牝3 北海道 1:14.5 服部茂史 田中淳司
第37回 2013年4月24日 門別 1200m 14頭 シーギリヤガール 牝3 北海道 1:14.2 桑村真明 齊藤正弘
第38回 2014年4月23日 門別 1200m 12頭 ラブミーブルー 牝3 北海道 1:14.7 宮崎光行 角川秀樹
第39回 2015年4月22日 門別 1600m 11頭 オヤコダカ 牡3 北海道 1:41.4 阪野学 原孝明
第40回 2016年4月20日 門別 1600m 12頭 スティールキング 牡3 北海道 1:43.3 桑村真明 角川秀樹
第41回 2017年4月18日 門別 1600m 13頭 ベンテンコゾウ 牡3 岩手 1:44.1 村上忍 菅原勲
第42回 2018年5月30日 門別 1600m 14頭 サザンヴィグラス 牡3 北海道 1:43.8 五十嵐冬樹 川島洋人
第43回 2019年5月30日 門別 1600m 14頭 リンゾウチャネル 牡3 北海道 1:42.3 五十嵐冬樹 堂山芳則
第44回 2020年5月14日 門別 1600m 7頭 レッドカード 牝3 北海道 1:45.1 井上俊彦 林和弘
第45回 2021年5月13日 門別 1600m 9頭 ラッキードリーム 牡3 北海道 1:42.5 五十嵐冬樹 林和弘
第46回 2022年4月28日 門別 1600m 8頭 シルトプレ 牡3 北海道 1:44.1 石川倭 米川昇
第47回 2023年5月4日 門別 1600m 8頭 ベルピット 牡3 北海道 1:41.2 桑村真明 角川秀樹
第48回 2024年5月2日 門別 1600m 9頭 ブラックバトラー 牡3 北海道 1:43.2 落合玄太 田中淳司

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 令和6年 第2回門別競馬番組表[更正]” (PDF). ホッカイドウ競馬. 2024年5月6日閲覧。
  2. ^ a b ダート競馬トピックス”. ラジオたんぱ競馬実況ホームページ. ラジオたんぱ (1999年5月11日). 2003年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月28日閲覧。
  3. ^ 各レース&競馬場紹介”. 地方競馬情報サイト. 地方競馬全国協会. 2013年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月29日閲覧。
  4. ^ a b スタリオンシリーズ競走”. ホッカイドウ競馬. 2003年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月16日閲覧。
  5. ^ 重賞競走紹介”. ホッカイドウ競馬. 2012年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月16日閲覧。
  6. ^ 重賞競走紹介”. ホッカイドウ競馬. 2013年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月16日閲覧。
  7. ^ スタリオンシリーズ競走”. ホッカイドウ競馬. 2014年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月16日閲覧。
  8. ^ スタリオンシリーズ競走”. ホッカイドウ競馬. 2015年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月16日閲覧。
  9. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2016年4月18日閲覧。
  10. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2017年4月17日閲覧。
  11. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2018年5月28日閲覧。
  12. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2019年5月28日閲覧。
  13. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2020年5月11日閲覧。
  14. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2021年5月20日閲覧。
  15. ^ キャンペーン”. SPAT4プレミアムポイント. 2022年4月25日閲覧。
  16. ^ 2023年度 スタリオンシリーズ競走”. ホッカイドウ競馬. 2023年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月5日閲覧。

各回競走結果の出典

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参考文献

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  • 『2013ホッカイドウ競馬ガイド』北海道軽種馬振興公社(門別競馬場・各場外発売所で無料配布)