コンテンツにスキップ

藤井保

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤井 保(ふじい たもつ、1949年 - )は日本の写真家

JR東日本日清カップヌードルシュワルツェネッガー)、マグライト無印良品などの広告写真で知られる。

是枝裕和監督作品『幻の光』のスチル撮影を担当したことから、同作品のタイトルワーク・広告美術担当の葛西薫とともに、出演者の江角マキコ写真集『ESUMI』を出版した。

かつてのアシスタントのひとりに写真家の瀧本幹也がいる。

大判カメラ 特に4X5(シノゴ)をネガフィルムで使用することが多い

経歴

[編集]

受賞歴

[編集]

ADC賞グランプリ、ADC賞、ACC最優秀賞、朝日広告賞、カンヌ国際広告祭フィルム部門銀賞、APA賞、NY・ADC賞など。

主な写真展[1]

[編集]
  • 1990年南方熊楠』(和歌山県田辺市
  • 1998年 『月下海地空』(semina rerum Zurich)
  • 1998年 『Le Corbusier』(アークヒルズクラブ東京)
  • 2003年 『タイムトンネルシリーズvol.18旅する写真』(リクルートギャラリー東京)
  • 2006年カムイミンタラ・神々の遊ぶ庭』(MA2ギャラリー東京、ギャラリーPAXREX神戸)
  • 2006年 『GELATINE SILVER SESSION』(ゼラチンシルバーセッション実行委員会)
  • 2007年 『GELATINE SILVER SESSION 2007』(ゼラチンシルバーセッション実行委員会)
  • 2009年 『BIRD SONG』 (MA2Gallery、東京)
  • 2013年 『藤井保展 -1989-2013 ギャラリーセレクションによる藤井保の銀塩写真』 (MA2Gallery、東京)
  • 2015年 『TWO FOGGY ISLANDS』 (MA2Gallery、東京)
  • 2018年 『NORTHERN PARK』 (MA2Gallery、東京)
  • 2018年 『藤井 保 写真展:「私が見たもの、出会った人」』(CANONギャラリーS)
  • 2020年 『藤井保 瀧本幹也 往復書簡 その先へ』(MA2Gallery、東京)[2]

主な著作

[編集]

写真集

[編集]
  • 1986年 『ふる里の写真館』(まほろばの会)
  • 1987年 『野獣降臨(のけものきたりて)劇団夢の遊眠社エディンバラ国際芸術祭参加記念写真帖 』(CBSソニー出版
  • 1996年 『ESUMI』(リトル・モア)
  • 1999年ニライカナイ』(リトル・モア)
  • 2005年 『AKARI』(リトル・モア)
  • 2006年 『カムイミンタラ・・・神々の遊ぶ庭』(リトル・モア)
  • 2006年 『GELATINE SILVER SESSION』(ゼラチンシルバーセッション実行委員会)

DVD

[編集]

そのほか

[編集]
  • 1997年 『色について語ってはいけない』(幻冬舎)写真を担当
  • 1999年 『紀ノ国屋本左衛門』(リトル・モア)写真を担当
  • 2000年 『FUJII FILMS―藤井保の仕事と周辺』(六耀社)
  • 2009年 『THE OUTLINE』(アシェット婦人画報社)写真を担当
  • 2021年 『往復書簡その先へ』(グラフィック社)瀧本幹也と共著

脚注

[編集]
  1. ^ 藤井保/Tamotsu Fujii/写真”. www.ma2gallery.com. 2022年5月18日閲覧。
  2. ^ 写真を通して行われた「往復書簡」。藤井保、瀧本幹也インタビュー”. 美術手帖. 2022年5月18日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]