12Rで優勝戦が、8周回、10メートルオープンで行われた。小林瑞季(33=川口)が激しい攻防の末に6周3角で抜け出し、優勝を手にした。G1は通算3度目、ダイヤモンドレースは初Vとなった。2着に長田稚也、3着には荒尾聡が入った。

抜きつ抜かれつの激しいレースだった。スタートで1番車の小林がインをしっかり周り、2番車の長田が番手に付ける展開。そこからは抑える小林と隙を狙う長田の攻防となった。4周3角で浮いたところを長田に差された小林だが、すかさずインから差し返す。6周2角でも長田が差したが、小林がしっかり差し返して、そのまま逃げ切った。

「スタートで行かないと何もないので集中した。無我夢中で一生懸命走った。前を走る分、抜かれても体勢を立て直して冷静に差せた。準決勝で(鈴木)圭一郎からアドバイスをもらったら良くなり、さらに決勝では上積みがあって良かった。今回が3度目のG1優勝だが、車を仕上げていくのが今までと違った」

新たな活躍も期待できる、価値ある優勝になった。