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クレイモア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
claidheamh mòr:クレイモア

クレイモア: Claymore)は、スコットランド人が使用した

クレイモアの語源はスコットランド・ゲール語の「大きな剣」を意味する"claidheamh mór(クラゼヴォ・モル、現代スコットランド・ゲール語ではクライァヴ・モール)"から来ている[1]

概要

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このクレイモアの名で呼ばれる剣は2種が存在する。

1つのクレイモアは、15世紀から17世紀にかけて使用されていた両手持ちの大剣のこと。スコットランド高地人(ハイランダー)が氏族(クラン)間抗争やイングランドとの戦争で使用した。当時のヨーロッパにおける両手用剣としては小ぶりで、素早い剣の動きが恐れられた。

1メートルほどの刀身を持ち、は刃に向かって傾斜した形で左右に大きく張り出しており、先端には飾りの輪が複数ついている。飾輪は主に四葉の形をしており、見た目上の大きな特徴ともなっている。

basket hilt Claymore:篭柄クレイモア

もう1つのクレイモアは、18世紀より使われだした篭柄(basket hilt)の片手用刀剣である。いわゆるブロードソードの一種で、バスケットヒルテッド・ソード(Basket-hilted Sword)、バックソード(BackSword)とも呼ばれ、サーベルに近いものである。スコットランド人部隊で好んで用いられ、第二次世界大戦でも用いられた。

ロシア帝国の騎兵部隊でも同様の様式のものが用いられており、ロシア語ではパラーシュпалаш、ローマ文字:Palash)と呼ばれる。

脚注

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  1. ^ スコットランド・ゲール語由来の英単語一覧(英語)

関連項目

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外部リンク

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