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一臭化ヨウ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一臭化ヨウ素
Iodine monobromide
識別情報
CAS登録番号 7789-33-5
PubChem 82238
特性
化学式 IBr
モル質量 206,81 g mol−1
外観 濃い灰色の結晶[1]
匂い 刺激臭
密度 4.42 g/cm3[2]
融点

40℃[1]

沸点

116℃(分解)[1]

への溶解度 可溶
エタノールエーテルへの溶解度 可溶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一臭化ヨウ素(いちしゅうかようそ、: Iodine monobromide)は化学式IBrで表されるヨウ素臭素からなるハロゲン間化合物

生成

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ヨウ素と臭素を、不活性気体中で長時間加熱し直接反応させることにより得られる。

性質

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刺激臭のある、暗い灰色の結晶で、エタノールエーテルに溶ける。

用途

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臭素化剤や、ヨウ素価の測定に使われる。

脚注

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  1. ^ a b c Dr. Bernd Dill (Hrsg.), Prof. Dr. Fred Robert Heiker (Hrsg.), Prof. Dr. Andreas Kirschning (Hrsg.): Römpp Chemie Lexikon. 9. Auflage, Band 3, Georg Thieme Verlag, 1992, Seite 2019, ISBN 978-313-734809-2
  2. ^ Alfa-aesar
ハロゲン間化合物
フッ素 塩素 臭素 ヨウ素 アスタチン
フッ素 F2
塩素 ClF ClF3 ClF5 Cl2
臭素 BrF BrF3 BrF5 BrCl BrCl3 Br2
ヨウ素 IF IF3 IF5 IF7 ICl I2Cl6 IBr IBr3 I2
アスタチン AtCl  AtBr  AtI At2?