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ل

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ل
語末形 語中形 語頭形
ـل ـلـ لـ
ل
語末形 語中形 語頭形
ـل ـلـ لـ
アラビア文字
خ ح ج ث ت ب ا
ص ش س ز ر ذ د
ق ف غ ع ظ ط ض
ي و ه ن م ل ك
لا ة ء
ペルシア文字
ح چ ج ث ت پ ب ا
ش س ژ ز ر ذ د خ
ق ف غ ع ظ ط ض ص
ی ه و ن م ل گ ک
لا ء

(ラーム, لام)はアラビア文字の23番目に位置する文字。歯茎側面接近音 /l/ を表す。

単独形の筆順
語頭形の筆順

フェニキア文字から受け継がれた文字の一つで、ヘブライ文字ל‎、ギリシャ文字Λキリル文字Лラテン文字L に対応する。元は雄牛を追い立てる棒の形から来たといわれている。

直後にアリフが来る場合、合字لا(ラーム・アリフ)を作る。

このラーム1文字で意味をなす語としては動作の対象や方向などを表す前置詞(日本語の「~に」「~へ」)であるلِ(li,リ)や強調・宣誓のلَ(la,ラ)が挙げられる。

前置詞لِ(li,リ)のように1文字しか無い場合は後続の語とつなげてつづられる。定冠詞اَلْ(al-,アル=)のついた語が続く場合は語頭のハムザトルワスル(اَ)が脱落しلِلْ(li-l,リ・ル=)となる。

符号位置

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文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 説明
ل U+0644 ل
ل
ラーム
ڵ U+06B5 ڵ
ڵ
クルド語 /ɫ/
ڶ U+06B6 ڶ
ڶ
ڷ U+06B7 ڷ
ڷ
ڸ U+06B8 ڸ
ڸ