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伊藤直彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊藤 直彦(いとう なおひこ、1940年7月11日[1] - )は、日本の経営者。

経歴

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長野県出身[1]1964年東京大学法学部を卒業し、同年4月に日本国有鉄道に入社[1]1970年7月にワシントン州立大学経営学大学院を修了[1]。1985年11月に貨物局営業課長に就任した[1]

日本貨物鉄道で関西支社長、取締役、常務、専務を経て、1999年6月に社長に就任[1]2007年6月から会長に就任した。2015年4月に旭日重光章を受章した[2][3]

逸話

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高速道路整備による大型トラックや、空港整備による航空機での貨物輸送の増加、さらには国鉄時代のスト権ストによる国鉄貨物への信頼失墜などの影響で減少を続けていた鉄道貨物の復権に尽力した。日本において本来鉄道が得意とする500km以上の遠距離輸送においても鉄道貨物が衰退していった理由を幾つか列挙した際、その一つに、このストによる信頼失墜を挙げている[4]。大阪のある大手メーカーには当時「もう二度と鉄道は使わない」とまで言われたエピソードも残っている[5]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 人事興信所 2005, い78頁.
  2. ^ 2015年 4月30日 日経産業新聞 p11
  3. ^ 平成27年春の叙勲 旭日重光章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月31日閲覧。
  4. ^ 伊藤直彦(JR貨物会長)『鉄道貨物輸送の現状と課題』第44回 大阪税関行政懇談会 議事録要旨
  5. ^ 伊藤直彦「鉄道貨物輸送の現状と課題 運輸政策研究所第22回研究報告会特別講演」『運輸政策研究』Vol.10 No.4 2008 P62

参考文献

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  • 人事興信所 編『人事興信録 第43版 上』人事興信所、2005年。