コンテンツにスキップ

帰愁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「帰愁」
松任谷由実シングル
初出アルバム『OLIVE
B面 稲妻の少女
リリース
規格 7インチシングル盤
ジャンル ニューミュージック
レーベル EXPRESS
作詞・作曲 松任谷由実
プロデュース 松任谷正隆
チャート最高順位
松任谷由実 シングル 年表
埠頭を渡る風
(1978年)
帰愁
(1979年)
ESPER
(1980年)
収録アルバムOLIVE
甘い予感
(5)
帰愁
(6)
冷たい雨
(7)
テンプレートを表示

帰愁』(きしゅう)は、松任谷由実の通算13枚目のシングル東芝EMIより1979年6月20日に発売。規格品番:ETP-10577。

6年後の1985年11月1日に、研ナオコがカバー・シングルとしてリリースした。

音楽性

[編集]

帰愁

[編集]

歌詞の中の「涙雲ばかり」は伊集院静のアイデア。歌詞違いの「悲しみはひとりの胸に」もレコーディングされている。

1992年頃の『月刊カドカワ』での特集に於いて「何だかミョーに歌謡曲」と評されている。当該の記事インタビューでユーミン自身は〝これ、継子です〟〝この『帰愁』って曲は大っ嫌い! もう消してしまいたい! 出した時はブレイクすると思ったのに…〟と発言している。後年、『サウンドアドベンチャー』内にてリクエストにより本作を流した時にも〝嫌いなんだよな〜、この曲〟とボヤいていた。

リリース

[編集]

1979年6月20日に東芝EMIから発売された。1989年6月28日CDシングルとして再発された。

記録

[編集]

オリコンチャートの登場週数は4週、チャート最高順位は週間89位、累計0.9万枚のセールスを記録した[1]

収録曲

[編集]
  • Side A 帰愁 -Melancholy-[2]
  • Side B 稲妻の少女 -She's A Lightning Bolt-
作詞・作曲:松任谷由実/編曲:松任谷正隆

参加ミュージシャン

[編集]

研ナオコによるカバー

[編集]
「帰愁」
研ナオコシングル
初出アルバム『Deep
B面 女友達
リリース
ジャンル シティ・ポップ
レーベル キャニオン・レコード
作詞・作曲 松任谷由実
研ナオコ シングル 年表
夏ざかりほの字組
(1985年)
帰愁
(1985年)
Tokyo見返り美人
(1986年)
テンプレートを表示

研ナオコによるカバー・シングルは、1985年11月1日キャニオン・レコードからアルバム『Deep[3]と同時に発売された。

シングルリリースから2か月後に『第36回NHK紅白歌合戦』に出場した[4]

収録曲(研ナオコ版)

[編集]
  1. 帰愁
  2. 女友達

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『オリコン・シングル・チャートブック(完全版):1968 - 2010』オリコン・エンタテインメント、2012年2月、731頁。ISBN 978-4-87131-088-8 
  2. ^ https://music.apple.com/us/album/the-wind-futou-wo-wataru-kaze-single/1436011840
  3. ^ 研ナオコ / Deep”. CDジャーナル. 2021年7月1日閲覧。
  4. ^ 第36回NHK紅白歌合戦”. NHK紅白歌合戦ヒストリー. NHK. 2021年7月1日閲覧。

外部リンク

[編集]
  • 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ