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HTML5オーディオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

HTML5オーディオHTML5 の仕様の主題の一つで、音声の再生・入力・合成・認識などをウェブブラウザで扱う。

<audio> 要素

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対応ブラウザ

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対応音声コーデック

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<audio> 要素でサポートされている音声コーデックは以下の通り。 2012年にロイヤリティーフリーのOpusフォーマットがリリース、IETFで標準化された。Mozilla、Google、Operaでサポートされている。[2][3][4]なおOpusはWebRTCでも使用される。

ブラウザ OS 対応フォーマット
Ogg Vorbis WAV PCM MP3 AAC WebM Vorbis Ogg Opus FLAC
Edge Windows No Yes Yes Yes No Yes 16
Google Chrome 全て 9 Yes Yes Yes Yes 25 56
Internet Explorer Windows No No 9 9 No No No
Mozilla Firefox 全て 3.5 3.5 21, OS 21, OS 4.0 15 51
Opera 全て 10.50 11.00 14 14 10.60 14 Yes
Safari macOS With Xiph QuickTime Components 3.1 3.1 3.1 No No 11

Web Audio API と MediaStream Processing API

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Web Audio API は W3C によって開発されている、ウェブアプリケーション用の音声処理と音声合成のための高レベル JavaScript API。主要な設計パラダイムは、AudioNode オブジェクトをつなぎ、音声ルートグラフを作る形。実際の処理は、主にウェブブラウザ内の実装で行われるが、JavaScript で直接処理して合成することも可能[5]

W3C オーディオワーキンググループは MediaStream Processing API も開発している。音声のミキシングと処理に加えて、より一般的なメディアストリーミングに対応していて、HTML 要素との同期や、音声や動画のキャプチャ、WebRTC のメディアストリームなどを扱う[6]

対応ブラウザ

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Web Speech API

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Web Speech API は音声合成と音声認識から構成され、キーボードやマウス以外の入出力の手段を提供する。

対応ブラウザ

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参照

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  1. ^ a b About HTML5 Audio and Video - Safari HTML5 Audio and Video Guide
  2. ^ https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Media_formats_supported_by_the_audio_and_video_elements#Ogg_Opus
  3. ^ https://www.xiph.org/press/2012/rfc-6716/
  4. ^ https://hacks.mozilla.org/2012/09/its-opus-it-rocks-and-now-its-an-audio-codec-standard/
  5. ^ Chris Rogers (2012年3月15日). “Web Audio API”. W3C. 2012年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月4日閲覧。
  6. ^ Robert O'Callahan (2012年5月31日). “MediaStream Processing API”. W3C. 2012年7月4日閲覧。
  7. ^ Web Audio API is now available in Chrome
  8. ^ Scott Gilbertson (2011年9月19日). “Chrome 14 Adds Better Audio, ‘Native Client’ Support”. Webmonkey. Wired. 2012年7月4日閲覧。
  9. ^ mdn/browser-compat-data” (英語). GitHub. 2018年6月13日閲覧。
  10. ^ mdn/browser-compat-data” (英語). GitHub. 2018年6月13日閲覧。
  11. ^ Web Speech API” (英語). MDN Web Docs. 2018年6月13日閲覧。

外部リンク

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